探偵事務所ANSWER ~アンサーさんと都市伝説~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 141
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048692434

作品紹介・あらすじ

悩みを持つ女子大生・綱島響子が調査依頼に訪れたのは、『探偵事務所ANSWER』。「異常・怪奇・不可解請け負いマス」と謳う探偵社の所長・明石屋は響子のことを「お前は当たりだ」と言う。その意味とは……。

感想・レビュー・書評

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  • 都市伝説✕探偵物。さらっと。

  • 少し読みにくいところもあったけど、ぞわりとする感じもあってよかった。

  • 「幽霊」にまつわる悩みを抱えた主人公は怪異専門の探偵事務所にたどり着く。有能そうな高身長の執事八戸さんと、赤いジャケットを着こなす皮肉屋な所長の二人が経営する探偵事務所は、そもそも二人が「自分たちは霊能力者のようなもの」と名乗るようにオカルティックな事件に食いついてきた。

    話の展開等等に関わってくる重要な単語やセリフが、ミスプリ?のままだったり、これミスプリじゃね?と思えるくらい唐突にポンと出てきたりして不要な混乱が多かったのがとても残念

  • 異常現象に、探偵事務所を梯子してたどり着いた先は
    怪しさ満点の事務所だった。

    連続短編になっていて、すべてが
    都市伝説にかかわるもの。
    星を見る女、めりーさん、紫鏡は知ってますが
    八尺様とアンサーさんは知りませんでした。

    1話の話の落ちは、これは主人公でなくとも
    ばったり気絶したいです。
    まさかの幽霊、と思っていたら、さらにそれを上に行く
    気持ち悪さもついてくるという。
    向こうも、まさか死んでまで…というのは
    思わなかったでしょう。

    2話目は、正体を知ってしまえば普通でよかった、と。
    しかし、そこはきちんと伝えておいて欲しかった。
    とはいえ、所長もすぐに帰宅してくれた事ですし
    そこまでの恐怖は…多分、ない?w

    知らない八尺様は、ありえそうな裏、でした。
    それを作った理由がすごかったですが。
    そこまでしてでもやりたい、という熱意は
    伝わりましたけど。

    一番何事もなく(?)都市伝説に関係なかったのが
    最終章、のムラサキカガミ。
    よくドラマや小説にありそうな落ちですが
    更なる二段落ち。
    では、本当に彼女は? と聞きたいものがあります。

  • 幽霊とか、そんなあっさり出て来ちゃうんだ…?
    想像していた内容とのギャップが大きく、少々面食らいました。

    本格的なホラーみたいな怖さはないけれど、ちょっと不気味さが残る感じ。
    読み終わってみると、なるほど都市伝説らしい気もします。

  • とても読みやすくて、ほとんど一気読み。軽い読み物としてなら全然ありだと思う。タイトルの「探偵」というは間違いないけど、ちょっと他の探偵ものとは一線を介しているかなー?探偵さんの設定がありがちだけど、それはそれで好きだった。

  •  霊能探偵アンサーさんが都市伝説にまつわる事件を解決するお話。
     都市伝説になぞらえた(人間が起こした)事件を解決するのかと思いきや、『霊能』探偵の名のとおり、当たり前のように幽霊が登場します。
     あ、そういう感じなんだ…と、最初の1話で若干気持ちが離れつつも(怖いわけじゃなく、心霊現象が「あり」になると、何でも「あり」になるから。)、1話1話が短いので最後まで読みました。
     人間が犯人の事件もあるけれど、普通のミステリとして読むと、何か違和感あり。
     相手が幽霊だったり、それになぞらえたりしているせいか、それとも殺人ほどの事件も起きていないせいか、何となくはっきりしない、すっきりしない解決だからかな。

     ただ、幽霊が登場するとはいえ、特に怖くはないです。『幽霊』という文字を見るのも怖いくらい苦手な人でなければ、たぶん大丈夫。

     イケメンで口の悪い探偵と、丁寧な物腰のアシスタント男と、もうすぐ20歳になる女子大生という絶好の登場人物なのに、特に萌えることもなく。
     女の子のキャラも別に嫌じゃないんですよ。こういう3人組のとき、大抵はヒロイン気取りの女キャラがムカつくのでお話を好きになれないんだけれど、そんなこともないのに、何かそこまでキャラにのめり込めない。
     主人公の探偵のキャラが中途半端だからかな。
     口も態度も悪いけれど、時々ちょっと優しさや気遣いを見せるというツンデレスキルを持っているにもかかわらず。
     アシスタントさんとその妹さんも、それにまつわる事件もはっきりしていないのも、モヤモヤさせている一因かもしれない。

     何となく最後までスッキリしないような、もやっとした気持ちで読み終わる。

  • 主人公含めどこかで見たような人物設定。
    あまり難しく考える部分がなく、さらっと読めたのはよかった。

  • 軽いタッチの怪奇探偵物。
    キャラで読ませるタイプ。
    もう少しアンサーさんに強い個性が欲しい感じ。

  • 【イケメン霊能探偵が都市伝説の真実を解き明かす、世にも奇妙なユージュアル・ミステリー】
     悩みを抱えた女子大生の綱島響子が依頼に訪れたのは、「異常・怪奇・不可解請け負いマス」と謳う怪しさ満点の『探偵事務所ANSWER』。そんな響子の悩みとは、「向かいのマンションから望遠鏡で見られている。相手は女性、私も女性なのに何故?」というもの。奇妙な依頼しか引き受けない所長の明石屋だったが、「お前は当たりだ」と響子に言い放ち、さっそく調査を開始することに。果たして、その当たりの意味とは――!?
     星を見る女、メリーさん、八尺様、ムラサキカガミ……一見不可解にも思える現代の都市伝説をイケメン霊能探偵がシニカルに解き明かす!

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著者プロフィール

モン娘好きが高じてラノベまで書いてしまいました。あとコミックリュウも大好きです。リュウの漫画が好きでツイッターで(勝手に)宣伝ばかりしていたら、なんとリュウでコミカライズとなりました。嬉しい限りです。ダッシュエックス文庫より『モンスター娘のお医者さん』発売中です。

「2020年 『モンスター娘のお医者さん ②』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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