0能者ミナト (メディアワークス文庫 は 2-1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.74
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  • (4)
本棚登録 : 1215
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048701389

感想・レビュー・書評

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  • 読了後はゾワッとしつつも天晴れ!という気持ち。
    湊の推理が冴え渡ったけれど、沙耶とユウキのお陰で依頼をこなせた。なかなかハードな案件だけど知恵の湊と二人の天才のチームプレーで戦う場面は圧巻!そして遂に見事解決したものの後味は悪い。
    誰が救われたんだろうか。

  • ⭐️4.5 1〜11巻
    霊能力なしの主人公ミナトが意外な方法で怪異を解決していく話。

  • 霊能の特殊能力はないが抜群に頭が良い毒舌主人公。陰陽師やら神道やら歴史あるその道のやり方とはまるで違い、敵も見方も騙し、丸め込みながら解決するのが気持ちいい。シリーズが長く続いているのも納得のスタート。面白かった。

  • 中古本を表紙買い。
    怪異に対して特殊能力が無いミナトが怪異を倒すというストーリー、面白かった。続編は出ているので、機会があったら読んでみたい。

  • このシリーズは本当に面白いです。
    怪異を頭脳で倒すのは本当にスカッとする。
    あと主人公のミナトがやたら格好良い。

  • (再読 2018.4.29)
    (初回レビューを書いていなかったからこっちに載せておく)

    やっぱり面白い!
    久しぶりに読み直ししたからか最初に読んだときと同じような高揚感のある読後感を味わえた。

    ミナトの科学的、超現実主義的観点の怪異退治はほんと目新しい。
    周りの神道に通ずる人達を際立たせているからか、ミナトがより際立つ。

    ミナトと沙耶、ユウキの出会いがとても懐かしかった。
    そう言えばこんな感じだったな、と。
    最初は二人ともツンツンだったのが懐かしかった(笑)
    特に沙耶なんて、ミナトとの出会いは最悪だったよな~。
    牢から連れ出すためとは言え、ミナトは半ば襲ってたもんな沙耶のこと。
    結果的には突っ張っていた沙耶が本音を言えて良かったのだけど。

    “嫉”が最初の事件だったけど、初っ端からこの解決の仕方だとかそもそも怪異退治に対するスタンスがもうぶっ飛んでて驚いたな。
    今回は読み直しだから『ああ、いつもの感じ』という感想を抱いただけだけれども。
    光ファイバーを用いるのはまさに現代文明の利器!でミナトらしい解決方法だなと。

    鬼頭家の呪いが解けて良かった。
    厳斉はいつ頃心変わりをしたんだろうなぁ。
    まさか本当に依頼者が厳斉だとは思わなんだ……。自分もすっかり騙された。
    やっぱ孫が出来てからなのかな?
    それとも息子の幽山が結婚したときなのか。
    もう答えを知ることは出来ないけれど。
    花を手向けるミナトにジーンとくるものがあった。
    それにしても華子は強かだったなぁ。
    春蘭は幽山と血が繋がってて、春雷は実の兄の子とか…。近親相姦かよ。
    最後はゾッとしたな。すっかり弱り切ってしまった幽山の心の隙につけ込んで春雷にすべてを教えさせるとは…。
    多分その後はお察しの展開になることだろう。
    女って怖い(苦笑)

    ラストの閑話にはほっこり。
    やっぱこの大人組の若かりし頃が読みたいよ~!!
    葉山先生お願いします、何卒。
    孝元との出会いも気になるし。
    三人が始めて組むことになった事件やきっかけなんかも気になる。

  • 正直そんなに期待せずに読んだのだけど・・・おもしろかった。
    霊とか妖怪とか犯罪とかの推理モノみたいなのってよく読むけど、こういった変人の探偵役って知識が普通の人と違いすぎて「そんなん知るか~!」ってなるんですが、このシリーズの解決は、平均程度の理系人間で普通に一緒に推理できる感じが楽しい。

  • 0能者ミナトシリーズ1作目。
    タイトルにある「0能者」とは零能者。
    つまり能力をまったく持たない者、という意味だ。
    怪異を討つためにミナトは能力以外のものを使う。
    科学の知識に裏付けられた方法だったり、ミナトが0能者として生きてきた経験によって培われた知恵でもある。
    毒舌で人を食ったような態度がミナトの通常仕様だ。
    実は褒められることが苦手だったり、他者を護ろうとする気持ちが強かったりと、表面からだけではわからない人間性を隠していたりもする。

    0能者、九条湊。
    御蔭神道の巫女、山神沙耶。
    総本山の天才少年、赤羽ユウキ。
    他の能力者たちが手に負えない怪異たちに、三人は協力しあい立ち向かう。
    主人公であるミナト。
    サポートする沙耶とユウキ。
    後方支援担当の水谷理彩子と荒田孝元。
    登場するキャラクターの人物像が魅力的で、個性豊かに描かれている。
    口は悪いけれど憎めない人物のミナト。
    純粋で真面目一方の沙耶。
    小生意気で口は立つけれどまだまだ子供のユウキ。
    三人は言い争いながらも奇想天外な方法で怪異を退治していく。
    チームワークの良さも含めて、この物語の読みどころのひとつだ。
    次の相手は「鏖」(みなごろし)。
    どんな戦い方をするのか、楽しみだ。

  • 初めましての作家さん。
    霊能力がないのに怪異を解決?してしまう主人公の湊。
    総本山に籍を置き、神仏を信じないのに十歳にして
    誰よりも強い法力を持つ赤羽ユウキ。
    御蔭神道の折り目だたしく超真面目な巫女の山神沙耶。
    湊の口の悪さと、突拍子もない思考回路に対して
    ユウキと沙耶の真っ当な妖への対処法のギャップが
    面白すぎます。
    ホラーとは別のところでヒヤヒヤさせられるし、
    テンポもいいからもたつかずに、勢いのまま読み切れます。
    これは絶対に続きを読みます。

  • オカルトというか、ホラーというか。内容的にはそっち系だが、実際のところただの人間ドラマのようにも思える。
    術者的というか、科学。

    面白かったから続きが読みたいとも思うが、しかしながら物凄く読みたいと欲求が先走るような感じでもない。
    普通に面白い。そんな風味。

    あらすじ的には、オカルトホラー的展開に対して、対処能力が知識のみ、というもの。映画『ゴーストバスター』みたいな感じなのを、ノリを日本風しっとりにした感じ? いや、共通点は全くないが。
    ただ、世に溢れるホラーな恐怖感やら、出会っちゃったらどうにもならない、的な怖さはなく。あれ? じゃホラーじゃないのか?
    どちらかというと、どうにかすりゃどうにかなる、的なファンタジー要素の方が強い?
    世に言われる不可思議現象が、ちょっと対処難関なRPG風魔物じみているので、やっぱりファンタジー的な感覚の方が近いか。

    主人公に癖がありすぎる上に、解釈がキャラ一人一人で違うので、納得に時間がかかかる。
    読むのに、主人公に感情移入が出来ないタイプだと思うので、さらっと読む感じで良いか。

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著者プロフィール

電撃文庫『9S<ナインエス>』が大ヒットし、現在も続く長期シリーズとなっている。大胆な設定と躍動感あふれる筆致には定評あり。幅広いジャンルで活動中。

「2018年 『0能者ミナト<11>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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