カミオロシ弐 ~人形供養の儀~ (電撃文庫 お 9-12)
- アスキー・メディアワークス (2012年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048708838
作品紹介・あらすじ
人形が持ち主の下に帰ってくる。生徒たちの間で囁かれる噂。玖流は同級生の皐月から人形供養について相談を受ける。燃えるゴミの日にでも出しておけと、玖流は取り合わなかったが、皐月は二階から転落。異様に人形に怯えているという。玉響神社-地元では人形供養で知られた古社である。結局、皐月は供養に訪れたはずなのだが。事故だと切り捨てる玖流に、神社に問題があるのではと憤る美古都。美古都に無理やりお供を命ぜられた玖流は渋々神社へと向かうのだった。神社の説明に不審点はなかった。だが、何か違和感を覚える。そんな玖流たちを待っていたのは皐月の死だった。何かあると探りだした玖流と美古都は、恐るべき秘密へと辿りつくのだが。
感想・レビュー・書評
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2
見事なドジっ娘、作品に合わないような気がして最初は嫌いでした。
けれど、クライマックスにて考えが変わりました。
大切な人と大切な人、どちらか一人しか救えないとしたら、より大切な人を選ぶ。
読んでいて辛かったです。
今回も不気味でオカルトで凄く好きな文章でした。
人形は怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
壊れた人形を供養しないで捨てると勝手に帰ってくる.
捨てられた恨みを晴らすために….
神様が出てきたりとオカルトめいてますが,
結局一番怖いのは人間だ,を地で行ってる作品ですね. -
今回の人形供養の儀は特に怖かった。
人形って人型で持ち主の心も宿るから手放すときは気を付けないとな、と思った。私の家に人形はないけど。
メディアワークスはめったに読むことがないけど、怖いもの見たさでスイスイ読めて楽しかった。 -
前作に比べてホラーさが増したかな。
オカルトのみじゃないよってのがわかってよかった。
そしてラストはちょっと悲しい。 -
2巻目ということで、それぞれのキャラクターが固まってきてわかりやすくなり、話を楽しむことができました。
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ミステリータッチのホラー小説。どこからどこまでが人為的なのか?と予想しながら読むのが面白い。ヒロイン美古都の性格もツボ。
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完璧超人主人公+ヒロインっていうなかなかない組み合わせがいいアジ出してる。
オカルトサスペンス(?)なラノベって他にあんまない気がするから長く続いて欲しい。 -
今回は人形ネタということでホラー色強め.加えて犯人探しのミスリードも上手く,ミステリものとしてのバランスも取れていた.秀才の主人公と秀才のヒロインの掛け合いがさらに面白くなっていたのも良かった.
しかし,前巻6人もいなくなってちょっとした騒動になっているのに,今回も複数人いなくなって,主人公達の学校は大丈夫かね.あと,やっぱり御厨はキャラとして不要だと思う.