- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048730952
作品紹介・あらすじ
闘え。武器は、肉体と意志の力-全人類がガン化するとき、アメリカの大地に神は舞い降りた。激しい光に、否応もなく魂をゆさぶられるかつてこのような物語が、あっただろうか。「すべての答えは、ここにある」。
感想・レビュー・書評
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リングはホラー、らせんはミステリー、ループはSF。均質性に対する警鐘。均質は安定性はあるようで、外的要因による影響が顕著になると均質故に、滅びの道に進む。竜司も馨も均質的でない多様の中にいる人間故、救いの道がある。パラレルワールドの解釈。リングは輪廻・再生。らせんは、DNAと似たような人間関係の繰り返し、ループは戻ってやり直しか・・。箍女と並行して読んだが、奇しくも、均質性をテーマにしてあったような。。。
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ちなみに今、クロユリ団地ていうあっちゃん主演のホラー映画が公開されていますが
そのクロユリ団地の監督は貞子で有名な「リング」の監督さんなんですね。
で、リングてシリーズ化しましたがそのPart3で「ループ」てあったの覚えてます?
映画の方はアレだっんですが鈴木光司の原作小説である「ループ」はオカルトファンを唸らせるほどの人間や世界の存在を示唆した隠れた名作なんですわ(レビュー参照)。
文庫本で安いですから螺旋の秘密に足をを踏み入れてしまった>>1317さんには午後のスタバでNASAが一読を勧める小説ですわ、いやはや・・ -
小学生の頃、リングを初めて見た衝撃はかなりのもので、小説を手に取る機会があってもなかなか読めずにいた。
ホラー要素がかなり薄いと聞いて本作から読んでみたが、リングから読めばよかったと少し後悔している。三部作全体として、一つのまとまった作品なのではないか。後書きからすると、当初作者にその意図はなかったらしいが。
改めてリング、らせん、最後に本作を読んでから星を決めたい。 -
[展示]平成のベストセラー本特集:1998(平成10)年 ベストセラー8位(トーハン調べ)
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『エス』を再読する為に再読。
高校時代に暗唱できるくらい読みまくった。やっぱこれ凄いわ。
生死描写のリアリティが凄い。「死」を享受できる理由は「生」なんだな、と(´・_・`)
私が今まで読んだ本の中で1番好き。 -
「リング」「らせん」と続けての三部作。やはりここまで読み終えなければ完結しない。読んでよかった。決着付いた、というか”呪い”からの解放にはなった気がする。(これで私の命の制限時間が延びた訳だ…)
ある少年~青年からの視線で、ヒトガンウィルスの謎を究明してゆくにあたって「リング」「らせん」を伏線としてきた謎が解かれてゆく。
バーチャルでの北米先住民の目線からの解明の仕方がリアルで切ない。
これで三部作は終わりのようだけれど、ホラーが苦手で読まず嫌いで来た作家さんだけに新しい分野開拓という意味で貴重な読書体験でした。 -
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