トリック: the novel

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048732543

感想・レビュー・書評

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  • ドラマのノベライズだが、出来はいいと思う。見てなくても単体で楽しめる。

    売れないマジシャン山田奈緒子はショーをクビになり、路頭に迷う寸前、日本科学技術大学助教授上田次郎が出した挑戦状というよりは賞金に惹きつけられ、彼の前で超能力者を装う。上田は信じられないほど簡単に騙されたが、賞金を本当に渡すのはある超能力者のウソを暴いてからと言う。奈緒子は半信半疑で「母の泉」という宗教団体の教祖、霧島澄子に会うため、上田と教団私設へ向かう――

    ドラマが1話完結型なので、毎回自称超能力者が登場し、奈緒子がそのトリックを暴くという連作短編の構成。
    もちろん、全体を通しての謎もちゃんと用意されている。奈緒子の父でマジシャンだった剛三は昔奇術中の事故で不慮の死をとげているが、今際の際に残した言葉「いるんだよ、本当に。霊能力者が」を裏付けるかのように、奈緒子に負けた超能力者たちも「本当に超能力者はいる。いずれあなたも父親のように殺されるだろう」と意味深な言葉を残していくのだ。ゆえに、最終話でたどりついた真相にマジメな人は怒るかもしれないが(笑)。そう、真面目に読んじゃいけないとも言える

  • ドラマ『トリック』の1stシーズのノベルズ版です。ドラマを見ていなくても支障なく読めます。

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