- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048734172
作品紹介・あらすじ
タイ生まれの日本人・十河将人。彼はバンコクで偶然再会した幼馴染から、法外な報酬で中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事の依頼を受けた。おそらく女は売春婦。何とかして最悪の生活から逃げ出したいのだろう。将人にとっては簡単でおいしい仕事の筈だった。しかし、その女と接触してから何者かに狙われる羽目になる。しかも敵は複数。どうやら彼女が持っている仏像に秘密が隠されているらしい…。-張り巡らされた無数の罠、交錯する絆と裏切り、揺れ動く愛と憎。神の都で出会った男と女の行き着く果ては!?人間の根元的欲望を描き切ったアジアン・ノワールの最高峰。
感想・レビュー・書評
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闇を抱える男と女。精神的に弱い男と何処までも強く這い上がる女。ザッツ馳ノワール。
バンコクを知っていると10倍楽しめる。 -
まさに馳ワールドな世界観。
駆引きと裏切りが交差してハラハラドキドキ面白い。
精神的に不健康だとチョット読むのキツイかも…
いつもはもう少しサクサク読めるんだけど
若干時間がかかってしまったのは
馳ワールドの話の展開が見えて
『あぁ、多分最後はこうなるだろうな』と思ってた通りになってしまったから。 -
私、馳星周大好きアラサー独女です。馳星周さえあれば他はなんにもいらないです。ということで全作品読破すべく読んだ一冊。「マンゴーレイン」ってタイトル好き。これ読んでからタイ行けばよかったなぁ。馳の中では中の中くらいの好きさです。
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人間の愚かさが全面に出ている
最近出逢った大切な人は
「居心地の悪さを感じる」と表現していたが読んでみて納得
人への不信感が募っていくような内容だった
個人的にメイのキャラ設定が好き
したたかな女性に憧れているからかな
恋愛ものばかり読んでいるからか
新鮮で、先が気になって気になって・・・
あっという間に読んでしまった1冊 -
タイの巣窟 ノアール?
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7
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追い詰められて追い詰められて、不器用ゆえに自ら追い込まれて。「愛なんか信じてねぇ」って言いながら愛に騙されて死んでいく。馳氏の本はカタルシス(用法OK?)にもってこいだ。
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過酷で非情にならなければ生きられなかった登場人物たち。
その生き方は悲しくて痛々しい…でも、エゴと欲望丸出しの彼らに愛情は持てない。
好みとしては小説は少しでも希望があって欲しいのです。
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