• 角川書店
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736022

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛小説『ツ、イ、ラ、ク』の登場人物達が綴る6つの物語。
    雑誌の広告欄でよく見かけるのと、ちょっと前に読んだ『ハルカ・エイティ』が面白かったので手にとってみた。『ツ、イ、ラ、ク』をまだ読んでないからか、ちょっと期待はずれ。
    でも、おもいきり姫野ワールドな感じはした。

  • 長編の続編のようなもの??短編として一話づつ読めると言いつつも・・・って感じ。(説明になってない??抽象的すぎる??)そういう意味での評価です。(「ツ、イ、ラ、ク」読んでないと、消化不良ぎみかも)

  • 「ツイラク」した後、身体が覚えてるものあるよねえ。どっか忘れているようで、憶えているモノ。どっかで、大切にしているんだよねえ。
    おっと、忘れそうになっていた。

  • 「ツ、イ、ラ、ク」と対になった作品。その作品に強く感銘を受けていたので、その物語がまた深く心に帰って来るような内容。それでいて、読んでいなくても楽しめる作品でした。人の生きる時間について考えさせられました。

  • ひとを好きになるってきっとそういうことで、情熱だけはけして忘れたくない。

  • もっともっと、河村と隼子の話が読みたい!姫野先生、出してくれないかな

  • 隼子が彼女の目線で語る話では中学生の私を重ねられたけれども、違う誰かの目線で語られる話での隼子は、確実に違う存在感と輝きを放っています。
    思い出ってそんなもんですね。

    「青痣」の、河村の箸の使い方が綺麗だという一点でもって、隼子に完敗したと感じた、景子の強烈な自己愛。肥大した自意識。世間が自分に課す分類への憤り。不満。周囲への一方的な期待。一方的な失望。
    あの、本人にさえ制御も理解もできない渦巻く様な歪んだ感情を、汲み取って形にして、伝えられる姿にもってこられたことに、またしても頭をガツンとやられたのでした。

  • 帯の文句がとても恥ずかしいので電車で読めません!(ヒロシ)

    自分には一生縁が無いと思っていた恋愛小説でしたが見事にハマってしまっています。
    この前作品の「ツ、イ、ラ、ク」はめっさ面白かったです。
    今回の小説は、「ツ、イ、ラ、ク」に登場した人物の隙間を埋める短編集になっています。
    「ツ、イ、ラ、ク」を読んでいなくても面白いかもしれませんが、わしは断然「ツ、イ、ラ、ク」を読んでからこの本を読むことをオススメします。
    絶対そのほうがいいと思う。感動もひとしおですYO!

    わしは一番最初の「卒業写真」が好きです。
    初恋のあの人は、ずっとあの頃のままで・・・みたいな!(;´Д`)ハァハァ
    ノスタルジー フゥ〜!(HG)

    すみません。

    同窓会に結局欠席した彼の気持ちをどう表現したらいいものか。わしには彼の心情を詳細に表現するような文才がないので非常にこの気持ちを語れないのが残念ですが、彼の気持ちがよーくわかるっ!
    ああんもどかしいです。

  • この本は、タイトルを見て気になって手にとってみた。
    すごい!の一言。
    一つの過去の出来事を六人の視点でそれぞれ書いてあるけど、
    どれも別のお話みたい。
    つながってるんだけど、時間の流れが違っている。なんだか、
    すごいなぁと思った。
    きっと、姫野さんは時間の流れを書くのがうまいんだろうなぁと思った。姫野さんのほかの作品も読んでみたいと思った。

  • 痛々しい。自分の中学時代が…。「切ない」ほど美しく想い出に出来ない生々しさが蘇ってきました。特に「青痣(しみ)」

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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