月光スイッチ

著者 :
  • 角川書店
3.28
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本棚登録 : 480
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737623

作品紹介・あらすじ

おだやかな日々、おだやかでいられない私、こころをそっと揺さぶる新世代のラブ&ライフ小説。

感想・レビュー・書評

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  • いけないことをしている。
    不倫だもの、いいわけがない。
    そうわかっていても、そこに留まってしまう。

    うれしかったはずの彼との新婚生活(仮)で
    奥さんとの彼の時間が香織の心へ入り込む。
    彼の隣で寝られなくなり、押し入れで安心する。
    狭さとか暗さとか空気とか、
    香織の感じたその居心地はわかる気がする。
    それより、なぜ新婚生活(仮)ができるようになったのか、
    その理由はどうなの!うれしい、というのもわかる。
    でも押し入れで安心してしまうのはもっとわかる。

    奥さんの登場もあるが、
    修羅場のはずなのになんだかとても嘘くさかった。
    もしかするとそれは情けない彼のせいかもしれない。

    香織は彼に心のなかで語りかける。
    「わたしはちゃんとあなたのことが好きだったんだよ」

    睦月と弥生との出会い方やその後がいい。
    名前だってステキだ。
    香織に二人がいてくれてよかった。
    もっといい恋ができるよ。

  • この作品は、筆者の他の作品に比べると、あまりおいしいものが出てこない。ゼロではないのだけど。良識あるが道ならぬ恋に落ちてしまった主人公と、近隣の人々との交流がメイン。どの人もそれぞれ傷を負っていて優しい。

  • なんかいい意味でも悪い意味でも普通。
    表紙と題名に気になって読んだ。素敵な人に出会えてよかった。

  • 2014.10.5

  • なんかかわいい
    おままごとみたい
    えっ男性作家?びっくりしました!

  • いつも不思議なのだけれど橋本氏の本を読む前はあまり期待しないで読んで、読み終わって想像よりもよかったということが多い。この本も同じだった。本のタイトルが懲りすぎていて、受け入れにくいのかなとも思ったりするけど、これは不倫の話なので、読む前にはあまりいいと思わなかったということだが、アパートの住人を含め主人公の回りがよかった。

  • 『流れ星が消えないうちに』では玄関で寝る女の子が主人公だったが今回は押し入れでしか眠れない女性が主人公。不倫ものなのにあんまりドロドロしてないから読みやすかった。ハナちゃんが可愛い。セイちゃんはほんと都合良すぎて腹立つね…!2011/487

  • 不倫ものですが爽やかで優しい物語です。読めば分かると思います。また、あっさりしていてあまりドキドキせずに読み進められるところが良いトコロ。

  • 香織とセイちゃんの不倫話。
    小さい頃、押入れで寝ようとしたことがあったけど、
    怖くなって途中で出てきちゃったな。

    あたしもたまにはマニキュア塗ろうかな。

  • 不倫ものは苦手ですが、微笑ましく読めるのがこの本のすごいところ。
    全体的な雰囲気や展開は好きなのですが、個人的に8、9章目のエピソードがうーんという感じで、一人称にもかかわらず香織への共感が一気に薄れたのが致命的。
    弥生さん、睦月くん姉弟に救われた本でした。

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