- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737661
感想・レビュー・書評
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群青劇としては面白かったし、目の前に情景が浮かぶぐらい立体感があって、良い本だと思った。
ただ、田舎の大学で歯を食い縛って授業料免除のために単位取りしながらバイトを三個掛け持ちした私の大学生活からは離れた題材だった(単位も優良可で可が一つ、良が2つ以上あると免除にしてもらえないと聞いて必死だった)。伊坂幸太郎の砂漠が再読したくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイプな小説でした!
共感点あり、センチメンタルな気分にもなれて、大学生という4年間について考えさせられて…
大学生の、一見華々しくはない人たちでも、ストーリーがあるんだもん、やっぱり大学生って面白いです!ネタの宝庫だと思ってます。
「大学生は自由」ってよくいうけど大学が終わる今になってそれが分かってきました。
4年間をどう過ごすか、ほんとに人それぞれで、それがまた面白いですよね。理想があれど現実にならなかった、なんてもったいないけど、どうしようもないんだ、みたいな、そんな人たちの、そんな部分がうまくかかれてて、わかるーって共感しました。
特に小林さんが印象的。みんな孤独を避けるために仲間づくりをしてる中、群れない小林さんかっこいい。小林さんは仲間に入れなかった、ほんとは入りたいって言ってるけど、1人になるのが怖くて群れてる上辺のグループにいるよりよほどかっこいいのにな。こういう人が肩身狭いっていうの、ほんと、嫌になっちゃうよなあ。
ずっと思ってるんですが大学生が主役、登場する小説が少ないのはなぜなんでしょうか?あまりにも大学生活がひとそれぞれ違うから多くの共感を集めにくいからですかね?それとも酒、サークル、夜遊びに溺れる大学生なんてくだらないからですかね?私は大学生が誰より面白いと思っててもっと大学生の小説が出版されてもおかしくないのにな、と思ってます。ネットで「大学生 小説」と検索して出てきて気になって読んだこの本ですが思った通り面白かったです!今までも大学ものにはハズレがない!好みの問題もあるとは思いますが…。
情景的にモデルが早稲田なんだろうなあと思い、それにもワクワクしました。早稲田大学ならほんとにこういう逸材たくさんいますもんね笑 -
だいすきな本!
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摂南大学図書館OPACへ⇒
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同じ大学に通う大学生の様々なエピソード。最初読んだ時は短編かなと思ったが、それぞれの主人公の話でところどころ出てきて繋がりがある。大学生活は目的を持って活動してる人よりもこのような特にやりたいこともないが頭の中ではたいそうなことを妄想し悶々としているところがリアルでたまらなかった。自分の大学生活とも重ねて懐かしい気持ちになった。
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最初、入り込めない世代間を感じたけど、読んでたらジワる。
大学生の経験はないので、こんなに悩める、迷える四年間を過ごせるなんて羨ましい限り。 -
一つの大学の学生たちの話。
三年まで何もしてこなかった三人。
不戦を訴える会サークルで迷う一年生。
映画サークルに打ち込めなかった二人。
夢を一度諦め就活を始めたものの、心が晴れない四年生。
それぞれにもがく。 -
R2/12/19
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ブックデザイン/鈴木成一デザイン室 イラストレーション/太田マリコ