ハッピーエンドにさよならを

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 510
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737951

感想・レビュー・書評

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  • バッドエンドの短編集。
    結構好きなストーリーが多かった。
    勘違いで家族を殺した「おねえちゃん」。
    浪人し続けて夫婦と間違われる親子の話の「サクラチル」。
    ちょっとホラーちっくな「死面」。
    小さい子供のお受験で子供が母親を殺す「防疫」。
    ゲームという名のイジメをして殺される「玉川上死」。
    男の人のホームレスの話やと思ってたら女の人のホームレスの話の「尊厳、死」が良かった。

  • 面白え!全編、本当にハッピーエンドでは終わらない。
    元々ハッピーエンドではなくても、何かしらの裏切りがある。最後のホームレスも根拠はないがずっと男だと思っていたら最後の一行…
    ずっとほったらかしてた葉桜の季節に君を想うこと、これ読んでみよう。

  • 物語くらいハッピーエンドが良いと思いつつもたまにはハッピーエンドじゃないものも読みたくなり

    ただアンチハッピーエンドになる、だけじゃなく予想を裏返すようなストーリーもあり、そういうこと?と驚かされることもしっかりあります

  • ショートショートのようにサクッと読め、
    どれもハッピーエンドでは無いものばかり。

    エッジが効いていて、どんでん返しもあったりなんかして、「バッドエンド」という共通点はあるものの、飽きることなく読めます。

    皮肉めいた話や、イヤミスっぽいものが
    読みたい時にエンタメとして読むのがおすすめです。

  • 気分が沈んでいるときに読まない方がいいかもしれないです

  • 先にバッドエンドって言われても楽しめないんじゃと思ってだ

    しっかり楽しめた、やりおるな

  • じわじわ忍び寄るバッドエンド。
    まさかね…と思っていることのさらに上をいくまさかもあってドキッとさせられました。

  • タイトルの通り、ハッピーエンドにさよならを告げたような読後感の物語が集まる短編集。それぞれ、   独特の満足感があり、出会えてよかったが、歌野さんが凄いのは、文章が短くてもいい感じのどんでん返しになっていることだ。

  • 全体としてレベルが高いですね!完成度も高く、全ての短編ひとつひとつに味のある作品だと思いました!

  • 3時間40分

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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