- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739269
感想・レビュー・書評
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RIKOより少し過去にあたる短編。練との決別も知っていたけど、想像してたよりずっと悲しかった。麻生が「聖母」で自分の手を汚して練を守ったから、たとえ一時嫌になって別れても大丈夫だと思っていたけど、そうじゃな
ったんだね。麻生が冷めて別れるなら「聖母」で、ああよかったと救われたのに。
しかし練を幸せにできるのは麻生しかいないんだよとしみじみ。あと練の見方も少し変わったなあ。可哀そうだと終始思っていた「聖なる」、堕落しながら龍が龍がというのが可愛いRIKOシリーズ、それで今作。練ももっと素直になればいいと思うよ。なんだかんだで麻生も練の気持ち分かってるし、ちょっとほろっとすれば麻生なんていちころだ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好きなシリーズなので、とても楽しんだ。また、麻生が主人公の話を読みたいです。
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この作者さん、食べ物あり旅あり警察ありで許容範囲広!麻生龍太郎も広範囲に登場らしいけど、今のところ食指動かずw
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たぶん知恵の環館で借りた。と。思う。
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作者のデビュー作「RIKO」に出てくる探偵・麻生の過去編。「聖なる黒夜」「所轄刑事・麻生龍太郎」の続きで「緑子シリーズ」に繋がっています。探偵の話を作者は何本も書いていて、普通なら全てが似たパターンになりがちなのだけれど、そしてこの作者にしてもそれは否めないのだけれど、同じテイストでありながらも、それぞれに光るものがある。それは、作者が登場人物をしっかり作っているからなのだね。そして、物語は彼らを生き生きと描く。やはり、好きな作者です。心の痛い話が多いけど(^_^;)
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着々と再読。柴田よしきのこの気軽に読めるけどちゃんとエンタメしてるとこが好き。でも麻生さんのこの優柔不断さは好きになれない(;´Д`A
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2015.2.5
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田村の言うようにどっか遠くの国で全部投げ出して楽しく暮らす、なんてあの二人にできるわけがないよなあ…そもそもそんなことができるならあんな関係になっとらんだろうしなあ…だから、しょうがない。こうなることはわかりきったことだったのだ…。
しがらみの中で窮屈そうな麻生さんも良かったですが私立探偵だといきいきしてますね。練視点もちょっと欲しかった。あと及川さんがいなくて寂しい。 -
私立探偵になった麻生龍太郎が主人公の短編が4作品。
全体通して、山内練との関係も書かれていますが。
事件と探偵・龍太郎のキャラはおもしろく読めました。