ぼくらの輪廻転生 (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048740418
感想・レビュー・書評
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佐原さんのイラストに惹かれて読んだのですが、意外に面白かったです。
転生ものは珍しくないけど、話の進め方がうまくて読みやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2/10 読み終えました。
前世ものってことで色々と期待しすぎてしまったようです。
完全に若いかたむけのはなしだなーとおもいました。ファンタジーといいつつ変にちらつくリアルが大人にはうっとうしく感じられてしまうかもしれません
特に後半の思考の飛躍と一気に世界をもちだしたことはかなりいただけない気がしました。
結局作者の妄想なんでしょうか?
身近にいる人の大切さを感じながらもいきなり社会貢献を通り越して世界貢献って(笑)
あるいみファンタジーですけど結局それ?って思ってしまいました。
壮大すぎる絵空事に少々あれでしたがファンタジー?とおもえばいいのかもしれませんね -
授が次々と前世の夢を見ていく過程は面白かったです。
ただ、二人の医者の正体と宗教の押し付け
輪廻転生の終わりはこうなるとか解説が始まった瞬間
胡散臭くなったw
いろいろ神様はいるけど、まことの創造主はひとつらしいよ?
特に信じてる宗教はないけど、そういうのいらんw
ファンタジーの実在しないものならともかく…
後半は説教くさかった。若い学生が読むには良いかもしれません。 -
どこにでもいる学生がつい入ってしまった精神科。
有無を言わさず診察されれば、妙な夢を見て
妙な共通点に気がついて。
同じメンバーで同じような事を繰り返し。
それは逃れられない事なのかどうなのか。
そこが気になる所ですが、どうも話は将来ものに。
恋愛はさらっと終わってしまい、じゃぁ別に
男の友情系だけでもよかったんじゃ…と。
あった方が、因果関係みたいなものはよく分かりますが。
読んでいて思ったのは、因果関係よりも
将来何をしたいか、という方向。
確かに流れて今の自分がいますが、それほども深く考えてなかったです。
かと言って、ここまで何かをしようとも。
何だかちょっと強引な感じで、歌えるような感じでした。
ちょっと考えさせられましたけどw -
“いいながら、あれ?オレ、いつのまにかマジになってるじゃないかと授は思った。適当なことをいって、さっさとバイバイするつもりだったのに。だめだ、だめだ。適当にやればいいんだ。いつものように。
「えっと、だけど、そういうのって自分で考えることだし。大体、今の世の中、別に大学へ行かなくてもどうってことないっていうか。フリーターとかも多いし。だから、特にこれっていう問題は……。ふわぁ……」
椅子の座り心地の良さに、思わずあくびが出てしまった。いつのまにか椅子の背にもたれていたことに気づき、授は背中をまっすぐにのばして座り直した。だが、すぐにまた、椅子によりかかってしまった。オレンジ色の肘掛け椅子は授の体を柔らかく受け止め、さあ、もっと全身の力を抜いて、リラックスしてといっているようだ。授のまぶたは次第に重くなってきた。”
ちとイマイチ。
伝えたいことは、わかるけど。
面白みに、少し欠ける。気がする。
“「授君。ちょっと海を思い浮かべてみて。波はどこから生まれて、どこへ還るのか?」
「波は……。波は海から生まれ、海へ還る」
授がそういうと、満足そうにエリ先生はにっこりした。
「その通り。砕け散る波も、その波のしずくも、また海へ還る。もう生まれ変わってこなくてもよくなったら、永遠に海と1つに融合するわけ。中には、神様のお手伝いをするたましいもいるけれどね。私達みたいに。さあ、もうそろそろ向こうへ行きましょう」” -
表紙に惹かれて読みました。
読みやすいのですが、所々文章がばらばらなような。
最終的に何を言いたいのかわかりづらい内容たと思いました。
少し盛り上がりに欠けます。
さっぱりし過ぎているというか。
うーん、消化不良。 -
佐原ミズが好きなので。
途中は特に疑問に思うことなく進んでいたけれど、最後の終わり方、
主人公が目指す方向性がちょっとぶっとんでたような気がする。 -
請求記号: F サトウ
資料番号:011159860
コメント;タイムトリップした先にいた人はどこか見覚えある人物ばかり・・・時空を超え人との絆のファンタジー。 -
タイトルで選んだこの本、表紙の軟弱そうなタッチ同様に中味もライト・ノベルの雰囲気。後半途中まで軽く読み流せるのだが、意外なことに次第に真面目な展開に。 「輪廻転生」が気になる人には、やや内容が軽いすぎるかな。常にセットで生まれ変わる仲間がいるから『ぼくらの』のというマクラ言葉がつくのだが、、、さりげなく書きこまれているイマドキの高校生生活が、なんとなく身近に思える。 著者のさとうさん、世界の貧困問題や不公平な社会などにとても問題意識が高い人とお見受けした。理想主義的な解決編は賛否が分かれるところだろうけれど、ここを書きたかったんだから良しとしよう。
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クラスメイトの弥生の後をつけて入ったクリニックで、授(さずく)が体験した不思議な世界。
それは自分の前世らしい。
いつも決まってそばにいたのは、授が常に頼りにする人物と、泣きぼくろのある人物。
現世で身近にいる人物なのか?
前世を旅する授は、歴史の中の残酷な面を目の当たりにします。
どれも人間に起因し、現在にも通じるものがあります。