月光

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740791

感想・レビュー・書評

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  • 2014年45冊目。

    フルカラー写真たっぷりの「月の辞典」と言っていいかもしれない。
    季節ごと、満ち欠けごとの月の用語はもりろん、月を使ったことわざなども美しい写真と共に紹介されている。
    わずかな変化ごとに細かく名前を付ける日本人の習慣に感動した。
    日本語は美しい。

  • とにかく「ことば」が知りたくて、この本を読みました。
    月に関することばがたくさん吸収できて良かったです。
    和歌が添えられてるのも、とても良かった!日本語の美しさを再確認できました。

  •  月の写真集。主に都会の街中で撮った月の写真と、月にまつわる一言などを載せている。いつも月はうまくとることができず、このようにきれいに撮るためのテクニックを教えてほしいところ。月に関する古い言葉なども読んでいて楽しい。

  • 大切にしたい風景やことばこそ、こぼれおちていく。
    この本はそんなものをすくい上げてぎゅっと形にしたような本だ。

    林完次さんの本をはじめて読んだのはたぶん中学か高校のころで、そのころから一頁ごとにためいきをついたものだった。
    写真と、それにともなってのワードチョイスが本当に好き。

    花天月地や光風霽月という言葉の美しさたるや。
    かと思いきや、朔から新月、満月から十六夜、また新月までという天文的な視点もきちんと入っていて。
    かと思えば、
    二十三夜は勢至菩薩の信仰で月待ちがされていた(二十三夜待ち)とか、
    二十四夜は阿弥陀仏、観世菩薩、勢至菩薩の三尊の姿が見られるとか、民族・宗教的な視点も織り込んであってたまりません。

    この人がすごいのは、日本のみならず中国や西欧の文化にも明るくて、どこかに偏った色の知識にならないんですよね。

    図書館で借りた本でしたが、欲しくなっちゃいました。

  •  月の写真とまつわる話。

     夜なのに綺麗に撮れている写真。

  • 月の写真集。太陽のギラギラしたところから、明らかに日本人向きの幽玄な雰囲気。こっちのほうが好みである。

  • 月の異名やことわざなど、月にまつわる言葉を集めた月の写真集。


    力強く眩い光を放つ太陽は直視できないけれど、時に煌々と時に淡い光を放つ月はゆっくりと眺められる。何故か月を見るとロマンや神秘を感じずにはいられない。
    さらには一日一日と満ちては欠け、その姿を変える月は日本人の風情によく合う。そのせいかこれほどまでに月に関する言葉が多いとは驚かされる。
    ゆっくりと美しい月の写真を眺める、この時期に相応しい写真集。

  • いろんな月の写真ともに、説明が書いてあります。

    ぱらぱらめくって見るのにおすすめ。

    きれいで癒されます★

  • 素敵な月がいっぱいで、月をながめるのが楽しくなる本。

    月にちなんだ俳句やことわざ
    いろんな月の名前、名づけ親の感性に感謝♪

  • 林さんの撮る夜空がホントにすてき。
    この本を読まなければ自分は知らなかったであろう月に関する言葉。
    その言葉が入った歌や俳句なども紹介されてます。

    寝る前に暗めの照明で(目に悪いけど…)読むと写真に浸れて癒されます。

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著者プロフィール

1945年東京都生まれ。明治大学法学部卒。詩情豊かな星空の写真を得意とする、天体写真家、天文作家。日本天文学会、日本自然科学写真協会所属。

「2010年 『宙の名前 新訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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