楽聖少女 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.93
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本棚登録 : 505
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048865661

感想・レビュー・書評

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  • まんま鳴海とアリスじゃねえかと突っ込みつつもなんだかんだできっちり面白かったです、特に世代をいや時代を超えた友情で締めるラストがまたいいんだなあこれが。

  • 高校生の夏休み、悪魔メフィストフェレスによって文豪ゲーテになてしまった主人公は現在日本に帰る方法を探し求めているうちにある音楽家に出会う。
    そこで繰り広げる魔術と音楽のファンタジー。

    杉井さんメルさんの神メモのコンビだったんで速効で購入したけど、序盤でこの物語を見失った。
    せめてヒロインが出てくるまでと思い読んだんですが、そのヒロインが神メモのアリスと完全にダブってしまいなんか萎えてきた。
    200年前の欧州の音楽文化に疎い人間にとってはちょっときついかも。

    あと個人的なことだけど、このラノベの前に、史実の人間に現代の人間がなってしまう「織田信奈の野望」を読んだのもなんかタイミングが悪かったかなぁ~。

  • ギターが兵器になったり、右腕が甲冑になったりと能力バトルの物語とは。
    音楽をどのように表現するかが大切なのだなと感じた作品。
    また、1巻目ということで、主人公がどういう風にそれを理解するのかといったもの。
    そして、ラストで名前が出るシーン。
    『ファウスト』かぁというところでなるほどなと。

    シラーがいなくなった部分は、歴史を知らなかったのであれでしたが
    なかなか疑いというフラグが生きていたと思います。
    キャラクターの特徴を出すという意味で、特徴あるキャラが多いですね。
    そうやって、性格というのを押し出すのかとふむふむと勉強。
    情景と心理描写、そして比喩。
    そういうふうにするんだと、勉強。

  • ゲーテとして19世紀のウィーンに転生した現代の高校生ユキとベートーヴェンとして存在する少女の話。好きな設定だと食いつきました。
    19世紀ではあるけれど、歴史とチョイチョイ違い、写真や電話が実在していたり、みんなの容姿が歴史上の肖像画とかと違っていたり、だけど、生み出される音楽やそれに伴うエピソードや
    時事は歴史にそうもので、面白いです。
    特に、出てくる音楽家達をツイツイ確認してしまいました。ハイドンやサリエリ、ベートーヴェンにモーツァルトちゃんと聞きたくなりましたっ!

  • ライトノベル?と思ってしまうぐらいに重厚な物語。それでいて知識のない人間にも読みやすく、19世紀への興味をそそらせる文章はさすがとしか言いようがない。最後のフレディの手紙は感涙もの。
    設定の時点で結末が最初から用意されているようなもので、続刊が出なくてもまったく違和感はない。けど、どうしても続きが読みたいと思わせる、そんな魅力を持った作品。

  • 2012 9/29読了。WonderGooで購入。
    現代に生きる高校生のユキが悪魔・メフィストフェレスにいきなりさらわれ19世紀ヨーロッパでゲーテとして生きることになり、さらに少女の姿のベートーヴェンと親しくなってヴァイオリンを兵器化してナポレオン配下で活躍するパガニーニと闘う話。
    「・・・ライトノベルって本当なんでもありだなっていうか、ベートーヴェン女体化はさすがになくねえか?!」と思い口絵だけ見てしばらく放置していたものの、読んでみると案外・・・・・・・・・いや、どうだ・・・・・・・・・?
    とりあえずユキがあの2人の息子、ってところですごくテンションは跳ね上がっているんだが、それはそれとして。この作品をどう受け止めたもんかは悩ましい。

  • 僕の欲望が僕の力だ。

  • 最初は????って感じで読み始め、

    途中はワクワク!!!
    もりあがってきた~~!!
    はずなのに蛇の生殺しのように延びてテンション下がってきて・・・

    っていう感じの終わり。
    疑問もいっぱい。

    日本語の名前を隠す意味なかったんじゃない?
    聞いてもわからないって。


    すっごく物足りないまま終わった。
    1巻完結だったのを無理に伸ばした感じになったような。

    神様のメモ帳は大好きなのにな~。
    残念。
    2巻はとりあえず読んでみます。

  • このメフィストフェレスの性格大好きだ。最近、電撃ではあまり好みの作品が始まらないなーと寂しかったけど、久々に私的ヒット。
    面白かった。次が楽しみ。
    まあ、ツンデレっていいよね。ただ、アリスとイメージがかぶるので、脳内再生はあの声になってしまった。
    個人的には、「はい、どーん!」が一番笑った。

  • 杉井さんとメルてんてーのコンビということですぐ購入。
    杉井さんの発想力はほんとすごいわぁ…
    世界観とか、人物とか…
    ルゥがアリスと微妙にかぶるのだけど、そういうヒロインが動かしやすいのだろうか。
    なんだかこの1冊で話は一旦落ち着いたように思えるけど、続編が出たら絶対買います!そういう期待を込めて星4つ。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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