C3 ‐シーキューブ‐XIV (電撃文庫 み 7-23)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 143
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048867078

作品紹介・あらすじ

「おれ、夜知、春亮…って、いうんだ。です」「畏まった口調なぞ要らぬ。ぬしが崩夏の息子じゃな?」出会いは春亮が九歳の時。それ以来、長い時間をともに送り、たくさんの思い出を作ったこのは。そのこのはが-敵の手に落ちた。竜島/竜頭師団のニルシャーキの策略により、このはは春亮と過ごした時間の一切を喪失、妖刀村正としてニルシャーキの得物となった。その圧倒的な力を前に、このは奪還を目指す春亮たちは苦戦を強いられる。そして利害が一致したとある騎士と共闘することになるが-。緊迫の第14弾。

感想・レビュー・書評

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  • このはが記憶を失い、ニルシャーキのもとに奔った12巻の続きとなります。

    春亮たちはこのはを取り戻すため、ニルシャーキに戦いを挑みますが、このはに向かって全力を出すことに躊躇い、敗走を余儀なくされます。そこへ、同じくニルシャーキを狙う騎士領のリリィハウル・キルミスタがやってきます。彼女は、ローリカの仇を打つため、ニルシャーキを狙っていました。

    春亮は、ニルシャーキを倒すという共通の目的を果たすため、リリィハウルと手を結ぶことを決断します。リリィハウルの作戦は、春亮に禍具の剣「ポイズンリッター」を使わせて、ニルシャーキにとどめをさすというものでした。そして、その剣には、春亮たちの知らない秘密がありました。しかし春亮は、このはを救出するという目的のため、リリィハウルの作戦を受け入れます。

    最後まで騎士として振舞うことを選んだリリィハウルが、ニルシャーキと刺し違え、戦いが終わります。最後は、記憶を取り戻したこのはが、錐霞に続いて春亮に想いを告げます。

    少し戦闘シーンが間延びしているような印象もありましたが、いよいよ物語の終幕に近づいているという緊迫感があって、楽しんで読むことができました。

  • 9784048867078 371p 2012・7・10 初版

  • この作品のシナリオはアニメで知り、単行本は14巻から読み始めたという後発組だが、アニメで人物概要や相関関係がある程度分かっていたのですんなり入れた感じがしました。このはの話でしたが、うまくまとまっていてよく進みました。後書きでもう2,3巻で終わりとのことだったので、TV版以降の本も読んでみようと思います。

  • 前々巻でいいところで引いておきながら、前巻で短編集を挟んでくるというビックリ仕様……そんなわけで12巻からの続きのこの14巻。

    これは良かった!完全にこのはにスポットライトが当たった話でした。

    このはが特別好きというわけではないんですが。表面はまじめで大人しくて控えめな幼馴染、その本性は残忍で老獪な妖刀村正。というキャラの設定を活かしきった感じです。

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著者プロフィール

04年に『結界師のフーガ』にてデビュー。07年に刊行スタートしたシリーズ『C3 -シーキューブ-』が代表作。小説のみ限らず、漫画原作、ゲーム『Fate/Grand Order』シナリオ協力、アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』脚本なども手がける。

「2022年 『ダークエルフの森となれ4 -現代転生戦争-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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