@HOME(3) 長男と長女を巡る喧噪。 (電撃文庫 ふ 7-29)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.72
  • (7)
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  • (1)
本棚登録 : 102
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048869225

作品紹介・あらすじ

倉須家長男、高遠。倉須家長女、礼兎。ふたりは義理の兄妹であり、幼馴染み同士であり、そして長年連れ添った夫婦のようでもあって-夏休みの騒がしい日々と夏休み明けの不穏な事件を通して、僕はそんな彼らの絆と関係を間近に見ることとなる。一見頼りなさそうでもあるふたりは、それでもやっぱり家族の輪っかを繋いでまとめるに相応しい芯の強さを持っていて、僕はもちろん他のきょうだいたちにとっても、きらきら輝いて見えた-。風変わりな七人のきょうだいたちが織りなす奇妙で素敵なファミリーゲーム、待望の第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わった!
    サブタイトル通りに長男と長女にスポットが当たりますね.
    きょうだい愛!
    素敵!

    本人の考え云々は無視して
    「かわいそうな君を助けてあげよう!」
    って輩は読んでてイラッとするなぁ.

    そんな風にならぬように気をつけねばネバー.

  • 相変わらず個人的な評価の低い此のシリーズですが…。
    やっぱりリリィ姉さんと云う、いかにもラノベなネーミングとか、
    兄妹同士の不自然に感じるほどの絆の深さが
    どうしても受け入れがたいのですよね…。
    ずっと読んでたら何れ好きになる日が来るのか分かりませんが、
    作家さん事態が好きなので、これからも読み続け、
    完結するまで見守っていこうと思います。

  • 読み終わったのはずいぶん前。
    ゆがんでいることが浮き彫りになった話。
    何気に相互に依存症になってるんじゃなかろうか。

    長男長女は事実婚状態なのでよいとして、それ以外が
    なぁ。。。

    「家族」としてちゃんと終りを迎えられるんだろうか。

  • やってくれたさ、のカタルシス。

  • ちょっと(かなり?)ずれている家族愛がテーマのラノベ第3巻.今回は長男高遠と長女礼兔にスポットが当たるお話.謎の生態系を成している倉須家だけど,高遠と礼兔がどうして今の家族ごっこを続けていくのか,という彼らの挟持が何となく分かって,ただのハートフルな家族物語ではない.前巻までは,倉須家の不思議な絆・考え方を次男響を通して観察していた訳だけど,今巻では響もすっかり倉須家の一員となっていたのは,構成として大きな変化だと思った.

  • 礼兎姉さんと高遠兄さんのお話でした。この二人の繋がりの深さを感じました。お互いがお互いのことを思っていていいなぁ私にもこんな風に思えるような人ができたらなぁと思ってしまいました。
    最後の方にあった「礼兎はとっくの昔にお嫁に行っているんだ。」(少し文章が違うかもしれませんが・・・)という文がかっこいいなぁと感じました。

  • 良かったー。こういうの好きなんです。好きすぎて堪らないんです。本当に好きですこの作品。
    長男と長女のこういう関係ってホントに素敵。そりゃあ到底普通と言えないだろうけど、当人たちにだけは分かる心に刻まれているその想いは華麗に素敵だと思うんです。
    ほっこりとしたとても良いお話でした。

    あとはリリィ姉さんに稜くんに耶衣ちゃん、そして要兄さんについて。
    まだまだ色々ありそうな家族です。全てを書き切って欲しいですね。

  • 連載で一回読んでいるというのに飛ばさずに全部読んで面白いというのは,まあ流石である。満腹。まあ文量が少なめというのもあるかもしれないけれど。

    特に温泉のシーンがよし。三男にして四女のキャラ付けは今までになかった感じで新鮮。コメディ的にはおいしいしシリアス的にもどうなるかな感が。

    ってかお盆の云々は文庫時書き下ろしだと期待していたのだが,,,

  • 今回は長男長女のエピソードがメイン。
    二人の過去についての話や、礼兎に振りかかるトラブルなど、今までは学生たちメインだったので、ちょっと目新しい感じ。
    7人のきょうだいの様子を見ていると、響きも随分と馴染んできたなと感じます。
    なんというか、すっかり似たものきょうだいという感じに(笑)。

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著者プロフィール

電撃文庫『ルナティック・ムーン』にてデビュー。他著書に『レジンキャストミルク』『鮮血のエルフ』など。独特の文体とハードでシリアスな作風でコアなファンを持つ。

「2017年 『ファイナルファンタジーXIV きみの傷とぼくらの絆 ~ON(THE NOVEL)LINE~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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