小説 千本桜

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.28
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本棚登録 : 370
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048912198

感想・レビュー・書評

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  • あまり面白さがかんじられなかった作品。
    曲のラノベだからなのか?・・・
    でもまあ、曲を聴いたことがあれば多少は面白いかも・・・

  • いいいい!

  • 平和な日常から知らない世界に飛ばされるというのは唐突だが面白い。影憑などの設定も凝っている。海斗はシスコンなのか?と思うほど妹馬鹿。個人的に海斗と鳴子のその後が気になる。

  • ボカロ小説の中でメジャー?楽曲の方はピアノバージョンがCMで流れたり、カラオケでも人気だったり。2も出てますね。(i44)

  • 『初音ミク』だと思って借りて、実際その通りだったんだけど、思ってたのと全然違った・・・

  •  最近ではTOYOTAのCMにも起用された名曲「千本桜」。
     ボカロ界隈に与えた影響力では五指に入るであろうこの曲をノベライズしたのは作詞担当でも、プロの小説家でもない、作画を担当された一斗まるさんです。
     かなり不思議な挑戦だったと思います。

     この曲が話題を集めたのは大学教授もハリウッド並と称賛した動画の威力、総合力あってのものと考えれば、製作に当たって重要なパートを占めることは確かであってもその全てとは言えません。

     動画全体の情報量は高く、視聴者の感想も十人十色。
     インパクトがあってキャッチー、想像力を刺激するけれど一見すれば意味不明な歌詞をはじめ、物語にするにはかなりハードルが高かったですが、私はこの作品が成功だと思っています。

     それはビジュアル面からの物語化です。
     陛下の玉体を心配したくなるようですが、舞台は第二次世界大戦を迎えることなく大正百年を数えた大日本帝国、その帝都「桜京」。
     帝都の中央には天を突くかのように聳え立つ巨木「千本桜」が畏怖の対象となり、月までを鉄道が行き来し、学生さんたちの憩いの場は当然「ミルクホウル」、そんなところです。

     つまりは奇想天外な空想未来と日本古のファンタジーが融合した異世界ですね。これらすべてを絵(文章)にするならイラストレーター主導で当然と言えるでしょう。

     さて、史実でいう大正といえば、繁栄と退廃の時代。
     特需による活況に沸き、緩和された自由を謳歌しつつも、次第に人心は緩み忍び寄る破滅への足音を聞く、そんな相反する歴史の一幕でした。
     それが、そっくりそのまま延長されたのですから、即ち問題は生じています。
     
     「影憑(かげつき)」なる怪物の出現によって列国は協調を余儀なくされ、対抗するための能力者「神憑(かみつき)」を組織。
     主人公たる初音未來(初音ミク)もその一員ですが、あくまで異邦人として登場するので、この導入編たる一巻に当たるので未熟で無知です。

     ですが、ボカロ界隈ではすっかりヘタレ役が定着した兄さんことKAITOも今回は帝国軍人「靑音海斗(せいねかいと)」として、パートナーたる「紅音鳴子(MEIKO)」とともにミクを支えます。
     堅物で仏頂面ではありますが、頼りになる年長者です。
     逆にこの二人を除くクリプトンの四人は設定より二つずつ年齢を落とされているので、その辺りの変化が気になるところではありますが。

     また、今回は敵があまりにもへっぽこ過ぎたり、嫌味なお嬢様の名前が完全なギャグだったりと少々ずっこけるところはありましたが、文章もさほど不自然なところはなく細かな小道具を合わせ「大正浪漫」を演出されていたと思います。
     次巻に続く!
     

  • 最高!!キャラが活き活きと動きまわって楽しく読めました。

  • 歌詞からイメージされる話とは少し違っていた
    アナザー的な本なんだろうか?
    設定なんかは割と好き
    でも、これで終わり!?てくらい色々回収されてないこともあり
    不完全燃焼

  • 元曲と表紙でつい手を出してしまいましたが、痒い所に手が届かないというか、なんか残念。
    双子は可愛いですが、カイトとミクのラブもうちょっと、とか、結局ラストはこれなのか、とか。
    広げた風呂敷畳まれてないというか、読み終えてもやもや。やっぱり残念、でした。
    やはり曲と曲付きの絵で妄想しているのが一番幸せだと思いました。

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著者プロフィール

ゲームの原画やキャラクターデザイン、漫画、CDジャケットなど、幅広く活動するイラストレーター。ボカロ曲では「千本桜」や「カンタレラ」などの世界観やイラストを手がけた。『小説 千本桜』で小説の設定・執筆も担当。ゲームでは「#コンパス」のコクリコットや、「クレプシドラ」の原案、キャラクターデザインなども手がける。

「2019年 『小説 千本桜 六』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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