魔王なあの娘と村人A(11) ~魔王さまと俺たちのグラデュエーション~ (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048924818

作品紹介・あらすじ

《勇者》光ヶ丘翼からもたらされた情報は、俺の頭をしたたかに殴りつけた。《魔王》竜ヶ峯桜子が《魔王》の個性を剥奪される、だって……? この間の修学旅行のあたりから、確かに竜ヶ峯の様子はおかしかった……と思う。でも、あいつが《魔王》でなくなるとかそんな話になるなんて――。
 俺が……《A》なんて今まで呼ばれちゃいるが、結局単なる《村人》でしかないこの俺が、そんな問題をどうにか出来るもんなのか……? いや、無理だ。所詮この世界で《個性者》は特別製。俺たち一般ピープルが何をしようともきっと彼らの心には届かない。だから、遠巻きに見守って、最低限《村人》に出来るレベルの助言だけをしてやればそれでいい。それ以上やれることは、まったくないはずだ……。
 いや……本当にそれでいいのか!? 俺はあいつに……!

感想・レビュー・書評

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  • 完結。最後まで魔王さまはかわいらしい魔王さまで何よりなハッピーエンドでした。文化祭から卒業まで随分端折られた気がしないでもないが(苦笑)いろんな思惑が絡んでるとはいえ木になる存在をそれだけの長期間スルーし続けられるってすごいよな…。勇者も成長が見られたのかなと。最初は本当に引っ掻き回すだけのキャラだったと思ったけど、途中からは真っ当に勇者らしい行動もしてたと思う。最後は(現状は?)宿敵に花を持たせる感じになってたし。完走、お疲れさまでした。

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著者プロフィール

「でぃ・えっち・えぃ」シリーズ、「司書とハサミと短い鉛筆」シリーズ、「魔王なあの娘と村人A」シリーズなど、多くの人気作を刊行。

「2018年 『迷宮料理人ナギの冒険3 ~開かない窓の向こうの故郷~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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