86―エイティシックス―Ep.3 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈下〉 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.14
  • (44)
  • (36)
  • (27)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 671
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048933971

作品紹介・あらすじ

ギアーデ連邦軍に大打撃を与えた、敵の電磁加速砲搭載型〈レギオン〉。これを無力化する生還率コンマ以下の作戦に、シンたち『エイティシックス』の面々が選ばれ――!? 決死行の末に、シンが辿りつく場所は――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すごく良かった!
    フレデリカの騎士,キリとシンが半分血が繋がってるのに驚いた
    シンが諦めかけた時にレーナ率いるエイティシックス部隊が登場もいい!
    シンはレーナのことをわかってその後のレーナへの質問もすがるような感じで…それに対するレーナの答えも最高…

  • アニメに触発されて気持ちが昂ってるうちに感想を。

    その強さゆえに死んだ仲間を連れて戦ってきたシンが、サンマグノリアでレーナに言った「忘れないでいてくれますか?」は多分本人にとってはめちゃくちゃ勇気を振り絞ってでた言葉ではなかったと思う。必ず死ぬと決まっている運命の中でたまたま出会った善良なハンドラーと、どうこうなりたいなんて未来は想像なんてしてなくて、決してノリとかそんなんではないけど、もしそうだったらいいなみたいな一瞬の弱音のような呟きだったと思う。
    でも、偶然にも生き延びることができてしまって、想像もしていなかった真っ暗な未来の先を見ることはできなくて。いつか終わる、終わるまではやりきるそんな気持ちだったのに、急にいつまで続くか分からなくなったことで途方にくれてしまっていたんだろうな。
    だから、そんな時に小さな一言をずっと大切に抱いて追って、連れて行ってくれたレーナはとんでもない救いだったと思う。それこそこの人さえいてくれればまだ進んでいけると思えるぐらいの眩しい希望。
    お願いだから2人ずっと一緒にいてください。

    こうゆう比翼連理みたいな重くて深い結びつき大好き。

  • シンたちとレーナが再び出逢うまでの戦いを描いた後編。
    うん、期待を裏切らない良い出来だった。

    超長距離砲攻略戦の一部始終が描かれて、息つく暇もない戦闘描写と次々繰り出される戦術に思わずのめり込んでしまった。
    すごいなあ。
    シンを行かすためにエイティシックスの仲間たちの『俺にかまわず先に行け』的展開にはニヤッとしてしまった。
    そして、絶体絶命の瞬間に響くその声。
    いや、わかっていても胸が熱くなる。
    いいよね。こういう展開。

    そしてその再会は、この巻通してずっとシンが悩んでいたなぜ戦うのかという疑問への答えを与えることにもなるのだ。

    一巻以来となるラストの再会場面が実にいい。
    彼らの約束は果たされたのだ。
    そして新たな約束が結ばれて、ここからは共に未来へ進んで行く。
    その新たな展開に期待しよう。

  • 兄を討ち果たすという目的を達成してしまったシンは何のために戦うのか。
    フレデリカの願いにより、彼女の騎士を倒そうとするも、果たしてその先には何があるのか。
    失くしてしまった過去を取り戻そうとしないのは、自分たちの不完全さを目の当たりにしてしまうから。
    未来を語れない自分に気づいてしまったから。
    そして少年と少女は再び巡り合う。

  • 今自分の中でホットなので、お星さま最大です。
    だって、やっぱり良いですよね>Boy Meets Girl。
    良い歳したっていいんです。好きなものは好きなんじゃー!ということで。
    2022年4冊目。

  • 追いつきます、と言われ、追いつかれたその先に見てもらいたい景色があるのか。
    もしそれが、見てほしい景色ではないのなら、見てほしい景色になるように頑張り続けるのは動機になるのだと思う。

  • かなり面白かったです。
    戦闘シーンの迫力がどんどん増しているので、次巻以降もとても楽しみです。

  • <ギアーデ連邦編> 下巻 
    「電磁加速砲型」のレギオンを追い特攻を行うエイティシックス。 
    独特な漢字表記(ルビはついてるけど・・・)が読みにくいことを我慢すれば、そこそこ楽しめる内容です。 
    レギオンとの戦いがメインになるため、字面をいかにイメージできるかが肝です。 
    これは、ラノベ版『(映画の・・・)スターシップ・トゥルーパーズ』ですな。 
    レギオンが完全に『バグズ』です。 

  • 終盤は号泣。こういう展開には超弱いのでこの終盤を読めただけただ…フレデリカが非常に苦手な部類のキャラクターで、申し訳ないがフレデリカが出てくるところが作品の展開上多く、読み進めるのががかなり苦痛だった。こんな事思うのは自分だけだろうか、狙い過ぎてて好きになれない。そこだけは残念。

  • 今回はおもしろい兵器満載で満足やわ。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

第23回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、受賞作『86‐エイティシックス‐』でデビュー。陸戦専用・高機動型・できれば多脚のメカを偏愛。スペックが化物なワンオフ機よりも量産機や旧世代機、ステータス一点張りの欠陥機を愛する。

「2023年 『86―エイティシックス―Ep.12 ねんどろいどヴラディレーナ・ミリーゼ ブラッディレジーナVer.付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安里アサトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×