DOUBLES!! ―ダブルス―4th Set (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048934077

作品紹介・あらすじ

先輩たちにとっての引退試合となる都立戦。そこでの重い敗北を引きずったまま、夏は終わっていく。そして季節は秋、悔しさを抱えてがむしゃらに練習に挑む駆と琢磨だったが、部内にはどこか険悪な空気が漂い……?

感想・レビュー・書評

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  • いやあ、青春だなあ。
    実に青春。
    まさに青春。

    青春物語の書き手である(最近はそれ以外も多いけど)作者の面目躍如な巻。
    第一巻では題名どおり、曲野と進藤のダブルス二人が主人公だったのだが、4巻目の今巻ではテニス部2年男子4人のみんながそれぞれ主人公の青春群像劇になった。

    テーマは前進だろうか。
    もしくは成長。
    夏の大会の敗北を引きずって、なんともギクシャクとしたテニス部の面々が、修学旅行という一つのブレイクを挟むことによって、再び前進していく姿。
    そしてラストはやっぱり試合で締めくくるという王道展開。
    みんなのテニスに掛ける熱い想いが実に清々しい。
    いやあ、青春だねえ。
    うん、楽しみました。
    来年の夏が待ち遠しいね。

    ラストのtea breakで、この物語にはめずらしく恋バナになるのかなと思って期待したんだけど、え?なに?
    進藤、腕に怪我?
    それって、まずくない?
    よし次巻だ次巻だ。

  • 今回は、高2の夏「都立戦」終了時から物語は始まる。  
    高3はこれで引退。 主人公たちが部の中核をなし、引っ張っていく立場。
    今回は、男子テニス部の4人の主人公それぞれが己の立場で葛藤し成長していくのがメイン。 
    特に今まで脇役だった、森直也クンにかなりフォーカスされています。  
    それにしても、雨降って地固まるのたとえの通り、藤が丘高校硬式庭球部 再始動できてよかったわ。 
    さて、巻末の事件 このあとどういう展開が待っているのか。
    - ダブルス Final Set -刮目して待ちます(笑) 

  • 【高校テニス部凸凹コンビの青春部活ストーリー第四弾!】

     先輩たちにとっての引退試合となる都立戦。そこでの重い敗北を引きずったまま、駆たちの夏は終わっていく。
     そんな中迎えた秋。悔しさを抱えたままがむしゃらに練習に挑む藤ヶ丘高校テニス部だったが、部内にはどこか険悪な空気が漂っていた。
     部長の立場に悩み、部員たちと衝突する駆。エースの役目に拘り、孤立を深める琢磨。自身の無力をかみしめる直也。そして空回りする三人に言葉をかけられず悶々とする涼。
     フジコーテニス部、まさかの崩壊危機!?

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著者プロフィール

「サマーランサー」にて第19回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、デビュー。瑞々しい感性で描かれる青春小説に定評がある気鋭の作家。

「2020年 『17歳のラリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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