アオハル・ポイント (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049120370

作品紹介・あらすじ

人には目に見えない「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。誰もがそれに左右され振り回されて生きている。
 そんなクラスメイトのポイントを記録した秘密のノート。ある日、それを変わり者の春日唯に見られてしまう。誰にもバラさない代わりに、無謀な恋をする春日の協力をすることになって――。
 でも、俺にはもう一つの秘密があった。自分の頭上に浮かぶ【54】という数字。これは、そのポイントが「見えるようになってしまった」俺、青木直人の、人生の分岐点の物語だ。

感想・レビュー・書評

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  • なんか自分をポイントで格付けされてるのやだな~。まぁ仕方ないけどある物は、どうにも出来ないしね!

  • 面白かった!ザ・青春って、感じでした!

  • 【衝撃デビューから熱狂を集める著者の、待望の最新作!】

     人には「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。あらゆる要素から決まる価値、点数に、誰もが左右されて生きている。人の頭上に浮かぶ数字。そんなポイントが、俺にはなぜか見え続けていた。
     例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。
     上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。

    「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。

  • 青木直人
    金属バットで頭を殴られた後から、人の頭の上にその人の価値を表す数字が見えるようになった。53。身だしなみを整えると54になる。十五歳。
    成瀬のことが好き。

    曽山文隆
    筋肉質で引き締まった顔つき。78。
    成瀬の元カレ

    成瀬心愛
    直人のクラスメイト。74。多分、学年で一番かわいい。たまに視聴覚室で直人と少女漫画の話をする。

    春日唯
    直人のクラスメイト。42。バカの春日。ダサくて、微妙に空気も読めない。曽山のことが好き。

    心愛の姉
    直人の家の近所のコンビニでバイトしている。68。

    宮内コウ
    直人の姉の元恋人。フリーター。二十六歳。36。

    瑞樹
    直人の姉。

  • 灰色と杏色

  • 作者の佐野徹夜さんが「外聞だけ気にして積み上げてきたポイントは、自分にとってなんの価値もないゼロポイントだった」と思った経験から書かれたところがいいなと思いました。

  • 正直、よくわからなかった。
    結局途中で本を返さないといけなくなったので最後まで読まなかった。

  • 主人公 直人が兎に角、自己肯定抉れ過ぎていて、可哀想だけれど、何か苛々しちゃう部分もありました。
    あととある人物の豹変ぶりに驚きました。
    表の顔と裏の顔の差が激しすぎる……人間怖いヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ←
    終盤は直人に選択権が委ねられるものの、表紙の3人の良さが出ていて「このままふわっと終わってくれてもいいよ???」だなんて、私にしては珍しいことも思いました。
    思ったよりヘビーだったし、登場人物達の殆んどが自己満の「察せよ」で生きていて苛々してしまい、私にはどうも合わなかったです。
    結局何をどうしたいのか分かりにくい作品。
    「察せよ」って辺りが高校生らしさでもあるのかもしれませんね……

  • 私は青木のようにポイントが見えるわけではないけど雰囲気でなんとなく自分よりポイントが高い人には媚を売り、自分より低い人にはあたかも自分が高いポイントであるかのように見せようとして大きい態度を取る。これは私に限らずみんながすることなんだと思う。これは決して悪いことではないし、この世界で生き残っていくためには必要なことなのだと思う。でもこのポイントだけが人間の価値を全て表すものではないとこの話を読んで思った。ポイントで表せないような相手を深く知った上で見えてくる相手の芯みたいなもの、そういうものが真の価値を作るのではないかと思った。
    この先必ず就職だったり結婚だったり相手のポイントに左右されることはあると思う。そんなどうしようもない自分も受け入れて自信を持って生きていこうと思う。大切なのはポイントだけではないということを胸に刻んでおくことだと思う。

  • 設定を活かしきれていない。面白くなかった。
    面白くない理由を探そうと思うほどではないし、印象に残らない話だった。
    本を買ったことを後悔する本だと思った。

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著者プロフィール

『君は月夜に光り輝く』で第23回電撃小説大賞≪大賞≫を受賞し、デビュー。

「2019年 『君は月夜に光り輝く (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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