女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 61
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049129540

作品紹介・あらすじ

八年前。ひとりぼっちで泣くわたしを助けてくれた、満月みたいな丸い瞳の、背が高くてかっこいい女の子。わたしの特別な、初恋の相手――。
 わたしは、小学生のとき一緒に星を見たあの女の子が今もまだ忘れられない。もう二度と会えない、ただの思い出……だけどある日寮を移った先の部屋で待ち受けていた女の子・佑月こそ、まさに初恋の彼女で――!?
 昔とは違って、小動物みたいで背も小さくて、すこし変わり者の佑月。好きだったのは昔のこと。このドキドキは、恋じゃない……はず。
 普通な女子高生がある日物語の主人公になる、初恋やり直しストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 幼い頃出会ってお互いに恋をした二人が高校で再会しまた恋に落ちる。そんな二人を中心に、可愛い女の子たちがわちゃわちゃ過ごす様子が描かれます。主人公の陽南の視点でストーリーが進行しますが、朴訥な感じの語り口がツボにはまってしまった。恋の相手の佑月は暴走気味で、感情が「髪の動き」で表現されるというのが可愛らしい。初めての出会いではまだ幼く気付かなかったけど、再会して、あのときの気持ちが恋だったと知り、少しずつ心を通わせて行く二人の様子に、ほっこり心が温かくなりました。続きも楽しみにしています。

  • タイトル買いの一冊。
    いや別に百合を期待したわけじゃないよ。
    内容的にもそんなに百合成分は気薄だったし。

    幼い頃に一緒に流星を見た女の子同士が高校で再会して再び星を見るお話。

    いやあ佑月がとにかくかわいい。
    一途で一生懸命で喜怒哀楽がはっきりしてて、とてもいい。
    これは惚れる。

    ただ物語的にはちょっとそこまで惹きこまれなかったかな。
    多分主人公の陽南の佑月に対するリアクションがもう一つだったからだろう。
    いや、一般的な期待される反応はしていると思う。でもね、それがこちらにまで響いてこないのだ。主人公視点の独白が妙に平板に感じてしまった。
    なんでだろうなあ?
    ちょっと残念。

  • 甘酸っぱいフレッシュ系の百合作品
    王道の恋愛動機、でも合理
    文体が細かい、用語は正確かつ生き生きと(加点項)
    張り切った演出はないけど、素材や作品の雰囲気を考慮したもの、高い点数をつけた
    後の活躍に期待する

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著者プロフィール

奈良県在住。第22回電撃小説大賞への応募を経て、『廻る素敵な隣人。』にてメディアワークス文庫よりデビュー。親近感のある物語と文体を得意とする。

「2020年 『女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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