作品紹介・あらすじ
骨折した俺のために、白草が泊まり込みでお世話にやってくる……! 初恋の美少女と家で一晩中二人っきりとか、何も起こらないわけがない! 動かない右腕の代わりにご飯をアーンとか、ふ、風呂もあるよな。あとは寝る時に……みたいな妄想を繰り広げていたが――。黒羽や真理愛が白草の独走を許すはずもなく、3人日替わりで俺を看病することに。あれ、もしかしてこっちのほうが美味しい状況なのでは……?
ところが、可知家の白草大好きメイド、紫苑がお目付け役で常駐することになり、3人の同棲バトルは一筋縄ではいかず!? ヒロインレースも大波乱の第4巻!
感想・レビュー・書評
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【電子書籍】白草とともに黒羽や真理愛も、骨折した末晴の面倒をみることに。どたばたと日々を過ごす中、群青同盟は『末晴の過去』に迫るドキュメンタリーと、子役時代最後のドラマの『真の最終回』を作成することになるが…。激しい勢いを見せるヒロインレースで、抜きつ抜かれつの展開がとても面白い。それぞれの末晴との関係性が確定した感がありますね。一方、末晴は未だ『初恋の毒』を抱え、新たに真理亜というトゲが刺さり、黒羽の想いに素直に答えられないところがもどかしい。波乱が予想されるエピローグです。続巻を心待ちにしています。
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誰が勝ったのか?
ルールがみんな違っているから、
みんな自分が勝ったと思っているし、
ルールがみんな違っているけど、
外から見るとなんとなく誰が一歩リードしているか感じるってあるんだろうね。
スポーツをしているわけでもなく
ゲームをしているわけでもなく、
人と人との間だから、
マナーはあるけどルールはない。
言葉にしていることしてないこと、
行動していることとしてないこと、
彼氏彼女になることがゴールなのか?
その状態にならないことが物語を繋いでいってくれています。
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著者プロフィール
2011年に『ギフテッド』で電撃文庫デビュー。他作品として『女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました』シリーズがある。
「2023年 『幼なじみが絶対に負けないラブコメ11』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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