異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049135046

感想・レビュー・書評

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  • 臓器が丸ごとなくなる、という死体が発見された。

    知り合いの上司に言われ、向かった先が凶悪犯罪者。
    穏やかそうな人物が、一番恐ろしい、というのを
    地でいってくれるような人、でした。
    そこに3回もいった主人公もすごいですが…。
    さすが警察官というべきか、体術もすごかったです。

    驚きの『最後』の犯人ではありましたが
    この先、あの取引どうするのでしょう?

  • 映画のハンニバルを思い出した
    冒頭はそこに引っ張られたけど、中盤からは全く違った
    主人公に過去のエピソードがあって、見え隠れしながら変わっていくところがよかった

  • 猟奇殺人と、それを研究し多くの者に知恵を授けた男と被害者家族の一面を持つ女刑事。
    褒められた関係ではないけど、阿良谷博士と氷膳莉花が求める答えに到達できれば良いなぁと思った。

  • #読了 #異常心理犯罪捜査官 #氷膳莉花

  • 01月-13。3.0点。
    女性の連続殺人、内臓の臓器がすべて抜き取られるというおぞましい事件。新米刑事の氷膳は、管理官から、死刑囚に意見を聞くようにと指示され。。。

    ストーリーはサクサク進み、着眼も面白いと思う。但し、主人公のスタンドプレーが止まらず、リアリティが少し薄れた気がする。次作に期待。

    12月-06。3.0点。
    新刊出たため、再読。

  • 分かりやすくて嫌いじゃない

  • はたらく楽しさを噛み締めないといけないと感じた。

  • +++
    猟奇犯罪を追うのは、 異端の若き犯罪心理学者×冷静すぎる新人女性刑事!

    都内で女性の連続殺人事件が発生。異様なことに死体の腹部は切り裂かれ、臓器が丸ごと欠損していた。
    捜査は難航。指揮を執る皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に密命を下す。それはある青年の助言を得ること。阿良谷静──異名は怪物。犯罪心理学の若き准教授として教鞭を執る傍ら、数々の凶悪犯罪を計画。死刑判決を受けたいわくつきの人物だ。
    阿良谷の鋭い分析と莉花の大胆な行動力で、二人は不気味な犯人へと迫る。最後にたどり着く驚愕の真相とは?
    +++

    非情に猟奇的な殺人事件である。それだけで読むのをやめたくなるが、どうやってアプローチしていくかには興味が湧く。しかも、イレギュラー過ぎる捜査法であり、捜査官は若い女性(氷膳莉花)。彼女にも心の深いところに抱えているものがあり、そのことが、過酷とも言える捜査と、その結果見えてくるものに立ち向かう原動力でもあるように見える。登場人物の多くが、ある意味大き過ぎるとも言える屈託を自らの裡に抱え込んでおり、それ故に起きた事件であり、捜査の過程であったとも思われる。やわな人間ならとっくに壊れているだろう。氷膳莉花がこの先どうなっていくのか、興味を惹かれる一冊である。

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著者プロフィール

島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり。他の作品に『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』『怪盗の後継者』など。

「2021年 『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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