三角の距離は限りないゼロ7 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049135862

作品紹介・あらすじ

秋玻と春珂との関係のなかで、僕は自分を見失ってしまう。壊れた自分を見直すことは、秋玻と春珂と過ごした日々を見つめなおすことでもあった……やがて境界を失うふたりが、彼に投げかける最後の願いは――。

感想・レビュー・書評

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  • どんな自分も自分を構成する一部であり「本当の自分」などない。ということを受け入れることが大人への成長過程ならば、それについて思い悩む矢野はまさに17歳の思春期を正しく生き、健全に青春を謳歌している少年だ。一方、秋玻と春珂があやふやになった矢野の自我を追い求め、矢野へと返すことは、三人それぞれの自我の確立に大きく影響することになる。まさに三角の距離がゼロになって、融合して、それぞれが出した結論へと至っているように思えた。何という構成の妙!!矢野が告げた答えは如何に。知りたいような知るのが怖いような…。

  • 興味湧かん展開やった。

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著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。以降、電撃文庫・メディアワークス文庫で青春小説を中心に執筆。

「2023年 『あした、裸足でこい。3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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