【ドラマCD付き特装版】神様の御用人10 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 104
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049135992

作品紹介・あらすじ

シリーズ10巻を記念した、豪華キャスト出演のドラマCD付き特装版!CDには、浅葉なつ書き下ろし特別エピソード「大国主神の願いごと」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 神様と御用人シリーズがきっかけで古事記を読むようになったし、毎月神社に参拝行くようになったし、私の新しい価値観はこのシリーズに育てられたといっても過言ではない、、、
    息つく暇もないほどの展開で一気読みしてしまいました、神様にも人間味があふれていて愛おしい、、でもそんな神様の方が好感持てるな〜っていうのも思いました

  •  黄金! と叫びたくなるような一冊でした。

     行き違いも、誤解も解けて、よかったよぉ(´;ω;`)ウッ…

     番外編も楽しみですねぇ。

     抹茶パフェが食べたい、辻利の(笑)

  • 9巻から引き続き壮大なスケールの展開。田村麻呂、金龍、黒龍それぞれの背景と想いが深い。そして良彦の、みんなを救いたい気持ちと行動。今までの巻のオールキャスト。クライマックスまで一気。良い読後感でした。最後のおまけのお話がまた良いですね。

  • 「そろそろ聞いてくれてもいいかなと思って――僕の御用」
    今まで良彦の御用人任務に、何度も力を貸してきた大国主神。その彼が、ある日良彦に無理矢理依頼した御用(仮)とは――温泉巡りに食べ歩き!? しかしその裏には、大国主神の隠された想いがあって……。
    浅葉なつ書き下ろし特別エピソード「大国主神の願いごと」を収録した、ドラマCD付き特装版!

  • 特装版が出ると知ったのは発売直前。事前予約制だったため、ダメもとで本屋に相談したら在庫有!
    いろんな神様が出てきた。坂上田村麻呂にも悲しい過去があった。このような歴史を経て、今の自分が存在しているのだとわかっているけどやるせない。
    黄金が戻ってきたときには涙が出た。

  • シリーズ最終巻
    これは泣く
    泣かないとしても、心を動かされずにはいられない
    人同士の繋がり、神様同士の繋がり、そして人と神様の繋がり
    9巻、10巻を通して多くの繋がりに触れられた
    人の子は、神様からしたら本当に小さな存在だ
    小さな芽を出し、大きくなって葉を散らす
    そんな私たちを太古から支え、母のように時に怒りながらも見守っているのが神様なのだろう
    黄金様の後悔も荒脛巾神様の後悔も癒えることはないのかもしれないけれど、過去を抱きながら人の子と共に未来へ一緒にいてもらいたい
    阿弖流為は荒脛巾神様に母の愛を沢山貰って、後悔のない人生だったのではないかと私は思うんだ

    ずっとずっと追いかけ続けた作品の1つなので、終わってしまうことが悲しく、そして彼らを見届けられたことが嬉しい
    いつか、未来の彼らの物語が読みたい
    これからも1人と1匹が駆け回って神様の御用を聞き届けることだろう

  • 田村麻呂とアテルイの友情は、どの歴史もの読んでも泣けてくる展開が多いが、まさか『神様の御用人』シリーズでも拝めるとは思わず。
    これまた最高に泣かせる展開で……外出先で読むべきではなかった。
    しかも9巻から続いてきた、ともすれば時系列がこんがらがってややこしくなってしまうあの壮大な過去話が、まるで一本の組紐のようにまとまって、それが黄金を救い出す鍵となるというのがもう、最高に震えて、泣けた。
    あの混乱も、全てはここに集約される布石だったのかと思うと、ただもう驚くしかない。

    これまで多少内向的な性格が変わってきたとはいえ、穂乃香ちゃんがここまで積極的に首を突っ込んでいく様に成長が見えたし(何しろ恋する相手が満身創痍の状態)
    良彦は良彦で、これまで御用を通じて学んできたこと、それでも変えずに来たことを真っ直ぐ貫いて、要は体当たりで神に挑む、良彦だからこそできたことを見届けられたのは、本当にシリーズ通して読んできてよかったなと思った瞬間。
    皆良さを持ったまま、成長したなと。
    最後の最後に良彦の名前に込められた意味まで(あくまである一柱の解釈だけど、この一柱もビッグネームである)登場し、作者さまは一体どこまで考えた上でこのシリーズを組み上げていたのだろうと思うと、末恐ろしさすら感じる。
    でも今は、9・10巻と通じてシリーズ最大級の壮大な(それでいて日本壊滅の危機を迎えていた)物語の完結をただただ祝福したい。
    良彦、本当にお疲れさまでした。
    君の選んだ進路にも最後驚かされたし(その方向性は想像していなかった)笑顔で穂乃香ちゃんのフラグをへし折ったところにも驚かされたよ。

    (そして、最後の最後でちゃっかり夫婦になっとると、別の意味で驚かされた)

    ドラマCDの方は、いつもの良彦だなと安心できるし、いつもの大国主神だなと、神様の理不尽さを感じるお話だった。
    特に女性陣の声はぴったり過ぎて……自分も穂乃香ちゃんの脳内ボイスは早見さんでしたよ。
    黄金に櫻井さんと聞いて、てっきりマスコットキャラ的可愛い声で来るのかと思いきや、めっちゃ威厳たっぷりな声で最初は違和感あったけど、9・10巻読んで妙に納得しました。
    あのギャップこそ黄金よの。

  • ここまでの全巻の流れも含めて、存分に楽しみました。人に営みについて、いろいろ感じさせてくれる小説でした。また、別の形ででも読みたいですね。

  • 前作の9巻からの完結編
    神様の御用人として動いてきた良彦と黄金
    人の気持ちの奥深くを考えさせられる良い作品でした。個人的にはアニメ化希望です。
    ドラマCDを本作を読んだ後に聞いたのでホッコリして笑ってしまいました。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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