かつてゲームクリエイターを目指してた俺、会社を辞めてギャルJKの社畜になる。 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049150650

作品紹介・あらすじ

 天海蒼真はIT企業に勤める27歳サラリーマン。連日アプリの不具合や取引先のクレーム対応に追われ、仕事へのやりがいに疑問を感じ始めていたある日、ファミレスで仕事をしていた蒼真は見知
らぬ女子高生に声をかけられる。
「あたしの社畜になってください!」
 羽白光莉17歳。見た目陽キャなギャルにして、フォロワー35万人を誇る超人気のイラストレーター。そんなギャルJKが立ち上げたゲームクリエイションチームに誘われた蒼真。当然一度は断る
ものの、その矢先に勤め先が買収され、担当プロジェクトが凍結されてしまい――
 アラサーリーマンとギャルJKが贈るゲームクリエイション・エンタメノベル!!

感想・レビュー・書評

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  • 【読書メモ】
    ゲーム開発の舞台裏でゲーム作りに対する熱意にあふれる面々のドタバタお仕事コメディ

    天海蒼真は、学生時代に作った同人ゲームのファン羽白光莉からゲーム開発への協力を求められる
    一旦断わるが会社でリストラにあったこともあり、ゲーム開発へ協力することに……
    蒼真の経験やツテを使い難問解決、3Dモデラー安土凛の加入もあり開発は進み、無理してテスト版を完成させ成功を収めるが支援会社の経済難もあり結局開発中止となってしまう
    再び蒼真のツテと熱意により正式リリースとなり、蒼真は一時援助元へ再就職するが、みんなと一緒にゲーム作りをするため戻ってくる

    最後のツジツマあわせで「転」が2回あったり「結」が短かったり、凛参加も出番があまりなく、中間管理職の悲哀はそのまま見捨てたり……
    さらに、泉との間で何かある訳でも、JK同居もイベントなく、ギャル分も大してない……
    開発とか商慣行を丁寧に書いている点は評価できるが、そのせいでワイガヤキャピキャピを削ってはダメでは?

  • いやあ面白かった。
    流行りの女子高生同居型ラブコメ系なのだけど、それよりはむしろお仕事小説としての見所があって惹き込まれた。

    システムエンジニアの青年がネットで有名な女子高生神絵師と出会って商業ゲームアプリを作ろうと奮闘する話。
    青年側にも女子高生側にもそれぞれゲーム製作に期する想いがあって、けれど立ち塞がる難問に仲間の頑張りとアイデアで乗り越えたと思ったら、さらに絶望的状況が襲ってくると言う、二転三転するストーリーに息を呑んだ。

    女子高生たちに実際にこんな商業ゲームアプリが作れるかとか、こんな上手く事が運ぶのかとか言うクエスチョンはさておき、クライマックスでの女子高生の選択もラストでの青年の選択もグッと来た。

    なんだか読み終わってホッと温かな気持ちになれる物語だ。

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著者プロフィール

第6回電撃hp短編小説賞銀賞を受賞し、デビュー。IT企業勤のかたわら執筆活動を行う作家。

「2023年 『かつてゲームクリエイターを目指してた俺、会社を辞めてギャルJKの社畜になる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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