- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052033902
感想・レビュー・書評
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今回もエピソードは5つでさっくりと読める内容。
前巻から少しゲストキャラの登場も増え始めてる感じかな。
レンとトリシアの関係はまだまだ進展しなさそうな感じ。
エピローグでちょっと描写するというのが定番の流れになりそう。 -
“やがて、いいにおいがキッチンの方からしてくると、セルマが大きな皿を持って現れました。
テーブルにドスンと置かれたのは、ハチミツであまく味付けした卵たっぷり、ベリーと木の実入りのふかふかパンケーキ。もちろん、かくし味は月光草の朝露です。
朝露は月の光をすいこんでいるので表面がキツネ色にきらきら光っています。
「三人なら、ちょうどいい量だね。」
レンガナイフでパンケーキを切り分けます。
最初に口に運んだのは、やっぱりトリシア。
パンケーキは口の中でとけ、ハチミツのかおりが広がります。
セルマの料理は、街一番なのです。”
美味しそう…。
“「わたしが中に入って、二人を守る。」
「お前まで危険に飛びこむことはないぞ!」
ショーンはとまどい、レンの方を見ます。
「入るのはぼくだ。」
レンはきっぱりと言いました。
「中と外、攻撃魔法と防御魔法はぴったりと息が合わないと失敗する。だから、ぼくたち二人でやるのが一番いい。けど、中で防御するほうがずっと危険だ。これはぼくの役目。」
「残念でした、これはお医者の仕事。」
トリシアは、レンより一瞬早くダイヤをつかみます。
「わたし、高い宝石だ~い好き!」
そう宣言したトリシアの体は、シュッとダイヤに吸いこまれてしまいました。”