アラビアンナイト シンドバッドの冒険 (10歳までに読みたい世界名作)

著者 :
  • 学研プラス
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本棚登録 : 229
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052042317

作品紹介・あらすじ

航海中、1人、島に残されてしまった、商人のシンドバッド。島にいたのは、巨大なロック鳥! さて、どうする…!?アラビアンナイトより、「シンドバッドの冒険」と、「空とぶじゅうたん」の全2話を収録。さくさく読める世界名作シリーズ第16弾。

感想・レビュー・書評

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  • 千夜一夜物語の2話を収録。

    マンガで読破で読んだはずだが、知らない物語もあった。

  • 息子8歳7ヶ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り) ◯
    その他

  • 40歳ですけれどもね・・・(禁句)

    前回のホームズに続き、娘が借りている本を読ませてもらった。
    ちゅうか、イケメンやな~!! 相変わらずイケメンやな~!! この表紙のイケメンはシンドバッドらしいですよ?


    アラビアンナイトは、シェヘラザードが毎夜お話を王様にしていた、ちゅう設定だけ知っているけれど、ほとんど読んだことがない。
    「千夜一夜物語」っていう邦題のほうが好きやな~。
    ほんで、この手の「たくさんの物語を集めたもの」は、世界各地にたくさんあるけど、
    「殺されないために毎夜面白い話をした」
    と、いう設定がすごいなと思う・・・。それだけでお話になってるよね・・・。

    さて、この本にはタイトル通りシンドバッドの冒険と、魔法のじゅうたんが収録されてました。
    シンドバッドの冒険はさすがに知ってる。
    でも、魔法のじゅうたんは初めて読んだわ! ごめん、想像と全然違う話やった。

    面白いんやけど、このあたりの話はふつうに女性の意思をスルーされてるよね・・・。(;^ω^)
    三人の王子が揃いも揃って一人のいとこのことが好きで、それを知った父王が
    「恋絡みで王子が喧嘩でもして、国がもめたら困るから」
    と、いう理由で、
    「珍しいものを探してこい。一番珍しいものを探してきた王子と姫(=いとこ)との結婚を認めよう」
    と、命じて、王子は旅に出るという筋。

    すでに、

    「はあ!? >姫の意思は!?」

    と、思うし、そもそも王様が「探して来い」と、いう「珍しいもの」は、姫に献上するためでもなく、
    「王様を一番びっくりさせられたら勝ち」
    みたいなところがあって、

    お前かい・・・!

    と、ガクッとなる。

    結婚するためにお姫さまへ何か珍しいものをプレゼントする、ちゅう筋は「竹取物語」でも似たようなもんやけど、あれはまだお姫さまへプレゼントするだけ、ましか・・・。

    この話は王様へのプレゼントやからね・・・。なんで、アンタに・・・? と、スで思ってしまう。(;^ω^)


    結果的には王子たちが探してきたものが姫にとってとても重要なものになるのでまだよかったけど、三者三様すてきなものを持ち帰ったため、それだけでは姫との結婚相手を決めることができず、最終的には

    「一番遠くまで弓矢を飛ばせた者が結婚することにしよう」 by父王



    最初からそれでエエやんけ・・・。そしてムスメも同じツッコミを



    いやいや。ケチをつける気はありませんが、すごい話やなと思った。
    シンドバッドといい、この西アジアというか、アラブのあたりは昔から栄えていて、お金持ちやったんやろうなあと思う。
    とにかくなにかにつけスケールがでかい。笑

    宗教がからむといろいろあるんやろうけれども、歴史的な話でいうと、私はこのあたりに一番興味があります。

    (2016.07.24)

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著者プロフィール

児童文学作家。『ナシスの塔の物語』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞、児童文芸新人賞を受賞。「少女海賊ユーリ」シリーズ(童心社)、『ドラゴニア王国物語』(KADOKAWA)、『翼もつ者』(新日本出版社)、『山のうらがわの冒険』(あかね書房)他、作品多数。

「2022年 『ララ姫はときどき☆こねこ バースデーに魔法がはじまる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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