消えた時間割 (ジュニア文学館)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052046797

作品紹介・あらすじ

はじまりは、墨汁が飛びちった時間割だった。そんなのちっとも気にしてなかったのに。わたしの時間割にあった月曜「体育」。本当になくなったんだ。墨汁が消したとおりに。これって、偶然…?そうともいえない。だって、クラス中で不思議なことが起こってる。

感想・レビュー・書評

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  •  墨汁がこぼれて、みんなの時間割表の文字が見えなくなってしまった。
     一人一人汚れた場所が違い、それぞれがその時間割の時間に参加できなかった偶然が確認されると、その墨汁にみんなの関心が集まった。
     いったい誰の墨汁だったの?

  • クラスに毎週配られる時間割表に墨汁が付くと、本当にその予定がつぶれる…そんな不思議な事が続き、ガッツリ墨汁が付いたスミレちゃんが事故にあったと聞き…。児童書としてとても面白い!みんなの性格や気持ちも、墨心さんの逸話も、だれかに思われ感じる心も、小学生にぜひ読んで欲しい1冊。

  • 子どもの気持ちを丁寧に描いてる。興味をひく展開ですいすい読ませる。子どもを励ます読後感で良い。

  • 4年生。
    題名の消えた時間割ってどういうこと?って思って読み始めたが、思ってたのと違い墨汁で消えて読めなくなったことだった。
    消えた時間割の謎と総合の学習で調べた地域のお寺のお坊さんの話をからめているのがいい。最後ちょっと怖くなりそうだったけど、嫌な子がいなくてみんなで考えてクラスメイトのピンチを救ったところがよかった。

  • 普通だったらじかんわりが勝手に消えるのはおかしいと思ったけど本を読んだら謎が溶けて面白かったです

  • 「はじまりは、墨汁が飛びちった時間割だった。そんなのちっとも気にしてなかったのに。わたしの時間割にあった月曜「体育」。本当になくなったんだ。墨汁が消したとおりに。これって、偶然…?そうともいえない。だって、クラス中で不思議なことが起こってる。」

  • 「太っているから体育が苦手」とか「学校を休んで情けない」とか、自身を否定的に考える価値観を植え付けるような描写が気になる。全体的にはいい本だっただけに残念。

  • 巾着袋に墨がこぼれ、その後その人を見た人はいない…というのが怖かった。(小3)

  • 図書館本。長女選定本。登場人物が多くなり、それぞれの個性にも光を当てて、小学低学年向けの本が程よい長女にはやや読みごたえありの本。でも、頑張って読みました!

  •  4年生は、総合の勉強で自分たちのまちのことを調べる。真子たちの住む町には、妙法時というお寺があり、そこには墨心という書道の達人のお坊さんがいたのだという。
     先週の金曜日、ロッカーの上に置かれていた墨汁がたおれ配られる前の時間割予定がよごれてしまった。真子と明日香が、時間割予定の墨汁でよごれて文字が見えなくなった『絵の具』や『地図』を使わなかったと話していた。実は菜々子も…。これって、偶然!?
     

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著者プロフィール

京都府出身。小学校に35年間勤務。そのかたわら創作活動をつづけ、作家に。『たっくんのあさがお』で第25回ひろすけ童話賞受賞。『オムレツ屋へようこそ!』は第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『消えた時間割』は第52回夏休みの本(緑陰図書)。

「2022年 『消えた図書室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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