- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054006201
感想・レビュー・書評
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好きだ
ブコウスキーの無力感と怠惰な感じだけど人生に失望はしてない感じ、しぶとく生きてる感じが好きだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作者の投影である主人公の、職業遍歴と女性遍歴。ストーリーはなく、淡々とドライに記されている。いわゆるいい女の描写すら、パサパサとした印象。大学を中退して職を転々、一度は実家に帰るものの父親との確執が再燃。ただのならず者自伝ではないことを、あとがきで訳者が教えてくれる。ブコウスキーにとって書くことは自己再生の歩みでもあったのだ。
終盤に向かって文章表現が冴え冴えとして、浮浪者との会話にも哲学を感じられたり、詩的な文も現れる。
ブコウスキーを読めば、自分たちはまだまだ真面目で面白みのない生活者なのだという気分になるし、破天荒に生きる自分を想像してみたくなる。 -
時々読み疲れた時に、気分転換にブコウスキーの小説を読むことがある。短い文章(かなり下品だが)で会話もサクサクと読めて、気持ちよく小説に没頭できる。
彼の小説は、自分の実体験を基にしているらしい。飲んだくれの主人公(自分の分身?)の破天荒な生活を、面白おかしく描いている。ストーリーは断片的で、話題は酒と女と競馬と仕事だけ。とにかく仕事にありついても、酒のせいでいつもトラブルを起こしたり、怠けたりしてクビになって、また次の仕事を探す。駄目男を演じているが、根は真面目で食い繋ぐために働くことだけはやめない。仕事が終わると競馬場へ必死に駆けて行き、ギャンブルを楽しむ。いい加減な生き方だけど、決してめげない主人公には精神的な強さを感じる。真似したいとは思わないけど。 -
ハードボイルドで読みやすい
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後で書きます。
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大分前に読んだなー。
今では言われなくとも勝手に生きている。 -
ブコウスキーの本、3冊目