芸者と遊び: 日本的サロン文化の盛衰 (学研新書 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054034594

作品紹介・あらすじ

「粋」と「意気」が売り物。町のファッションリーダーであり、維新の志士や明治の文豪を魅了した、サロン文化の担い手、芸者の歴史を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「粋」と「意気」が売り物。
    町のファッションリーダーであり、維新の志士や明治の文豪を魅了した、サロン文化の担い手、芸者の歴史を読み解く。

    [ 目次 ]
    第1部 江戸の芸者とその歴史(踊子から芸者へ 深川芸者の発生と実像 色を売ること売らないこと 幕末の芸者たち)
    第2部 明治の芸者その栄華と終焉(祗園と柳橋 雑魚寝のこと 名妓たち 水揚げのこと 芸者遊びとは何か 日本的サロン文化)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「芸者は伝統芸能だけを継承してきたのではない」 町のファッションリーダーであり、維新の志士や明治の文豪を魅了した、サロン文化の担い手、芸者の歴史を読み解く。

  • 日本的サロンとは明治期に隆盛したお茶屋における芸者遊び。色は売らないが色気は売る芸者。吉原の太夫との差がそこにはある。そんな風情をそれこそ「のんびり」楽しむ男の余裕こそサロン形成の底にあるもの。「雑魚寝」は象徴だとか。芸者の矜持と意気地を支える文化はもう過去のもの。

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著者プロフィール

1952 年神奈川県横浜市生まれ。江戸文化研究者、エッセイスト、法政大学第19 代総長、同大名誉教授。2005 年紫綬褒章受章。『江戸の想像力』( 筑摩書房) で芸術選奨文部大臣新人賞受賞、『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』( 筑摩書房) で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞を受賞。近著に『遊郭と日本人』(講談社)、
『江戸問答』( 岩波書店・松岡正剛との対談) など

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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