東京今昔歩く地図帖: 彩色絵はがき、古写真、古地図でくらべる (学研ビジュアル新書 4)
- 学研プラス (2010年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054047785
感想・レビュー・書評
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この本は、江戸末期から昭和初期にかけて作られた、絵はがきや古写真などを元に激変していった東京を紹介している。
文献や版画だと当時の雰囲気がなんとなく分かったとしても想像の域を越えることが出来ない。しかし、写真だと実際にあったものや人々が映っていて、とても新鮮に思えた。
特に、銀座などの繁華街を写した写真などは、人々がどのような洋服を着て、どのような靴を履いているかなどが一目で分かるところが素晴らしい。また、町の看板などを見ると当時の流行なども分かってくるのが面白い。
これだけの情報が1,000円で楽しめるのは凄いと思う。これで都内の散歩の楽しみが、またひとつ増えた。 -
現在の東京中心部から東部(浅草あたり)を中心に、明治・大正・昭和初期と現在を地図や写真・挿絵(絵葉書)で比較できる。
特に、写真と挿絵は同じアングルのもので比較できるように配慮されており、ビジュアルな比較ができるのが面白い。
もう少し古地図が充実していたら、よりよかった。 -
ブラタモリの影響か?それとも三省堂、魔のPOPのささやきか(笑)。
ビジュアルが豊かなのは嬉しいです。でも、お散歩ガイドとして利用するには、「今」の案内が不足しているのかな?まだ、途中なのでここまでの感想だけど、使い方、読み方に工夫がいるかもしれないですね。
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学研出版サイトから。
貴重な明治末~昭和初期の彩色絵葉書、古写真、古地図と、現在の同一視線からの写真、地図を並べて、皇居、浅草、銀座、新宿など、東京の「今昔」をたどる一冊。建物や、町並み、人々の生活から鉄道まで、本書を片手に100年前の東京と見比べてみませんか?
井口悦男(著)プロフィール
昭和6年東京生まれ。日本古地図学会会長。慶應義塾大学大学院修了(歴史地理学)。慶應中学・慶應高校教諭、慶應義塾大学講師を経て帝京大学教授。現在は同大学非常勤講師。
http://hon.gakken.jp/book/1340477800