超図解「デザイン思考」でゼロから1をつくり出す

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054063570

作品紹介・あらすじ

「今までにない事業を創出せよ」 いま、多くの会社でこのミッションが下り、社員は皆頭を抱えている。現行業務の延長上にない「新たな事業」はどうやって創出すればよいのか?そこで注目されているのが「デザイン思考」。ゼロから1を生み出すコツを大公開!

感想・レビュー・書評

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  • 後半にかけてグングン面白くなった。
    そんなに斬新なことは書いてなかったけど、
    実践的で、かつ、示唆と富んでるというか、
    そんな感じで。
    しかも、
    なんかワードもイヤミにならないくらいで
    カッコイイ。
    そう思ってしまいました。

  • IDEOから広がっていったデザイン思考の基本的な考え方を理解できる。ビジネスやマーケティングの視点からの要請にデザイン思考がどのように応えられるかを分かりやすく解説している。

  • デザイン思考って何?という状態の超初心者向けの本。ざっくりまとまっていて読みやすい。

    ●イノベーションとは既存の延長ではなく、全く違う価値を作ること(速く移動するには馬車の性能を高めるのではなく、機関車を作る)

    ●デザイン思考とは、イノベーションを生み出すために卓越したデザイナーの思考法を活用すること。アメリカのデザイン会社IDEO(アイディオ)が代表的。
    人を中心に有用性を考え、次に技術的・経済的な実現性を探るアプローチ法。

    ●デザイン思考の手順
    ①現状を深く「観察」して共感する
    「顧客はいつも正しい」を前提に
    観察対象に「5回のなぜ」を繰り返す
    観察対象になりきる

    ②集束思考で「正しい問題」を見つけ出す
    kj法:一件一枚のカードをグループ化→見出しを付ける→更に中グループ化→見出し、を繰り返して一つにまとめる
    ストーリーボード法:テーマをカテゴリ分けし、そのカテゴリ毎にアイデア出し(例:スーパーなら入店→商品チェック→商品選択→支払い→似詰め→出店、それぞれでの行動をポストイットに書く)
    共感マップ:左にsay(発言)do(行動)、右にthink(思考)feel(感情)。
    新鮮な点は?意外な点は?矛盾やギャップは?予期せぬパターンは?

    ③発散思考で「解決策」を大量に創造する
    ・垂直思考ではなく水平思考(一つを深くではなく色々なアイデアを考える)
    ・アイデアは既存の要素の組み合わせ
    ・4つのアクション「取り除く」「大胆に減らす」「付け加える」「大胆に増やす」
    ・名詞ではなく動詞で考える(「スマホ」ではなく「スマホで話す」「スマホを落とす」など。人中心。)

    ④失敗を前提に「アウトプット」を繰り返す 

  • デザイン思考で顧客の奥底の要望を引き出し、価値提供したいと思い、再勉強開始。(IoT有名なGEもシリコンバレーを見習ってやってると聞いて)

    ・人を中心にまず有用性を考えて、次に技術的・経済的な実現性を探っていくアプローチ

    ・無料DL素材
    https://designthinking.or.jp/

    ・デザイン思考の手順
    ①現状を深く観察して共感する
    ・観察だけでなく、参加し、その人になりきり共感する
    =今まで気づかなかった予期せぬ事実に遭遇する

    「5回のなぜ」使える! byトヨタ生産方式
    →「なぜこの商品は売れなかったのだろう」
    →「顧客がこの商品を理解していないから」
    →「なぜ理解してない?」
    →「商品に触れる機会少ない」
    →「なぜ機会少ない?」
    →「手軽に触れる場が無い」
    →「なぜ場が無い?」
    →「流通経路が百貨店中心だから」
    →「なぜ百貨店中心?」
    →「百貨店に強い卸業者を使ってるから」

    ②集束思考で正しい問題を見つけ出す
    どのような問題や課題、ニーズを抱えてるかを考える。
    表面的なものでは無く、背景にある問題、課題、ニーズに迫ることが重要→仮説、洞察が得られる

    ③発散思考で解決策を大量に創造
    質より量を出す方が、より良い質のアイディアが出てくる

    ④失敗を前提にアウトプットを出す
    ・プロトタイプ作成
    ・手軽、低コスト、短時間で作成し、失敗しながら前進して完成版を市場投入する

  • デザイン思考ってこういうものだよっていうところはわかりやすく纏まっている。
    実践に役立てられるかは微妙なところだが、スモールスタートし、失敗を怖れずにやってみるのは重要だと感じている。

  • 2017.08.07 とにかくざっくりとデザイン思考を理解するうえで最適な1冊。要点がまとまっていてわかりやすい。ここからスタートして深く理解していけばよいのではないか。

  • 小一時間でさっと読める。いざ実践するための参考書とすれば物足りないだろうが、「デザイン思考って何?」という入門書にはちょうどいいのでは。

  • デザイン思考のプロセスについてわりかしシンプルに纏まっておる書籍。流し読みでも入ってくるシンプルさ。

  • デザイン思考に触れる機会があり面白そうな考え方だと感じたので、勉強してみようと本書を手に取った。適度に図解されていて読みやすかった。

    様々な考え方が本書に掲載してあり、幅広く学べるのはよかったが、どれがデザイン思考にとって重要なのかが整理されていないのが残念。

  • ありがちな~の50のコト系の軽くまとまった本ですぐに読める。がこの本についてはなかなか分かりやすくデザイン思考について書かれており、友達からデザイン思考って何って言われたら進められる本でした。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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