中国語のすすめ (講談社現代新書 23)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061154230

感想・レビュー・書評

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  • 初版は1964年。だけど内容に全く古さを感じさせない。中国語の基本的な知識や勉強方法を紹介している。「英語は話せて当たり前の時代」・・・こんな前から言われてたのか・・・

  • ~のすすめシリーズはどれも、語学の勉強を楽しくできます

  • 鐘ヶ江信光(1912-)、東京外国語大学元学長、名誉教授。1956-68年、NHK中国語講座を担当。

    目次(抜粋):
    まえがき
    1 世界の中の中国語 〈1〉大きくなったその勢力 〈2〉日本人と中国語
    2 日本の中の中国語 〈1〉身のまわりの中国語 〈2〉日本での中国語
    3 中国語の歴史 〈1〉中国の文字 〈2〉漢字のルビ(ふりがな) 〈3〉方言から標準語へ
    4 中国語の発音 〈1〉音節について 〈2〉声調(四声)について
    5 中国語の文型 〈1〉構造の文 〈2〉表現の型
    6 中国語表現の特徴 〈1〉日本語と似ている点 〈2〉英語との比較 〈3〉中国語表現の特徴
    7 ひとことの中国語 〈1〉ひとこと集 〈2〉単語だけの一幕劇
    8 中国語よもやま話 〈1〉その強さと純潔 〈2〉日本語との関係 〈3〉なぜ美しいか 〈4〉なまえ
    9 中国語の勉強法 〈1〉初歩のこころえ 〈2〉マスターするには 〈3〉こうしてのみこむ

    半世紀以上も前の本であり、現在では通用しないようなことも少なからず書いてあるので、これから中国語を学ぼうとする人にはあまりおすすめできない。ただ、読みものとしてならばおもしろいところもあり、なにより当時の中国語教育が置かれた状況を生々しく感じ取ることができるという点ではけっこう楽しめた。機会があれば、同じく講談社現代新書から出ている「はじめての中国語」(相原茂)と比較してみたいと思うが、それすら20年も経っている。今後、21世紀の中国語学習をリードするような手引書は現れるのだろうか。

  •  中国語なんて全然知らないが、ちょっとだけ関心を持って読んでみた。読んでみると意外と中国語というものはわかりそうな感じがするもんだな、と感じた。それに四声というものは実際聞いたことがあるし、我是学生といったような文章は知っていた。そう思えばこの本から得た中国語の知識というのはほとんどないのかもしれないが、中国語ひいては語学を学ぶ上での姿勢とか、中国語の特徴といった中国語を学ぶための参考が詰まっていたように思う。これから中国語を(趣味で)勉強するかどうかは分からないが、外国の言葉・文化に関心はあるのでその参考にできれば良いと思った。

  • [ 内容 ]
    中国語は音楽的響をもった美しいことばである。また、世界でもっとも重要なことばの1つである。
    しかも、長い間、中国と密接な関係をもちつづけているわたしたち日本人に、特に身近で大切なことばでもある中国語とは、いったいどんなことばなのか。
    中国語の歴史や日本語とのふれないなど卑近な具体例を豊富にもりこみ、中国語の発音・文型・表現の基本と特徴をわかりやすく説明する本書は、中国語学習への意欲を駆り立てる読んで楽しい中国語のよき道案内の書である。

    [ 目次 ]
    中国の外来語――中国では、外来語はきわめて少ないのです。中国では、漢字による写音がむずかしいということもありましょうが、外国文化に同化されないで、逆に外国の文化を自国のものに同化させてきた長い歴史の伝統にもとづくものと思います。しかし、外来語がないわけではありません。中国語の外来語は、第1に外国語に近い音をもつ漢字をあてる。第2に、それと同時に漢字の意味を外国語の意味に近づけて、それにふさわしい漢字を使おうとする――この2点が特徴です。漢字のもつ妙味とでもいいましょうか。ことに、ユーモアを“幽黙”で表わすなどちょっとおもしろいし、また、コカコーラを“可口可楽”――口にあい楽しむことができる――と表わしているなどは、まさに外来語の中の傑作でしょう。――本書より

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