銀河旅行 (Part2)21世紀の宇宙旅行 (ブルーバックス (B-379))
- 講談社 (1979年3月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061179790
感想・レビュー・書評
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先の巻が(当時の)現代から近未来の技術で可能な恒星間飛行の方法について書かれているのに対し、本書ではそれ以降の遠未来・超遠未来的な方法が対象となっている。その内容は実に多彩で、ソーラー・セイルといった現在実現しつつある技術から、ワープやブラックホール-ホワイトホール・トンネルなのど「SFそのもの」といったものにまで言及している。それでも現実的な方法で光年やパーセクといった尺度の世界を旅するのは容易ではなく、SFで超光速航法が必要になってくる理由が良く分かる。僕としては、強くて素敵な銀河帝国の早期実現が希望なのだが…。前半はこうしたハード面の話で、後半は航法といったソフト面の話が中心だった。そこでは亜光速で進む宇宙船の乗員が見るだろう相対論的光景についても触れられていて、なかなか興味深く思った。なんでも全天の星が前方に集中し、それがドップラー効果によって虹のように見えるという。また真後ろの星はどんどん膨張して見えなくなってしまうらしい。
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ハードな内容でした
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