ねこのしゃしんかん

著者 : 森山京

• 講談社

感想・レビュー・書評

[らくだとたんごさんの感想 · 2014年9月19日]

写真館を開いたネコの話。
丁寧な言葉遣いで温かみのある優しい文章と漫画チックでポップなイラスト。
個性豊かなお客に合わせた個性豊かな写真の数々。それらが飾られるショーウィンドウ。
写真館には馴染みがなかったけれどこの絵本が好きだったので、きっとこんな風にステキな所なんだろうなぁ、と思ってました。今では写真を撮るのも撮られるのも苦手になったから、よりいっそう縁がない所になってしまった…
幼いながら写真屋の恋の結末に心ときめかせてました。

著者プロフィール

1929年東京都生まれ。コピーライターとして活躍後『こりすが五ひき』で講談社児童文学新人賞佳作入選。「きつねのこ」シリーズ（あかね書房）で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』（小峰書店）で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』（講談社）で野間児童文芸賞など受賞多数。子どもやそのまわりのおとなたちの姿をあたたかく、真摯に描いた多くの作品が愛され続けている。2018年逝去。

「2018年 『おばあちゃんのわすれもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」