- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061329263
作品紹介・あらすじ
防御率や打率、本塁打数などはチームの勝率を決める要因だが、これらは入り組んだ関係にあり、どれが勝率のアップにつながる真の原因となるかを見分けるのは容易ではない。複雑な関係を分析して、もし勝率を予測するスッキリした因果関係を探り出せれば、チーム関係者は勝つための適切な方策をたてることができる。このように、原因と結果が複雑に入り組んだ現象を解析するのが、共分散構造分析と呼ばれる新しい統計的手法である。豊富な事例を使いながら、この新手法を平易に解説する。
感想・レビュー・書評
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共分散構造分析の入門書。統計初心者には向かない(本書が、というより共分析構造分析が)。
SASのプログラムとかおまけでついてるけど、中途半端。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思ったよりも難しかった。ただ、その分、読み応えもガッツリ。SEMを使えば、因果関係に迫れるということを、豊富で実際の研究事例を紹介しつつ説明してくれている。
これまで読んできたような、アイスクリーム屋さんの統計学〜みたいな、そういうノリでは読めない。かなりガチ。説明は統計本としては、親切な方ではあるんだろうけれども、めちゃくちゃ共分散構造分析の初心者向けの本かと言われると、うーむ。それは、難しいかな、と思わせられる。何冊か、「因子分析」とか、「重回帰分析」の知識をある程度持っていないと、なかなかに読み続けられないかもしれない。もちろん、全部を理解しなければいけないという本でもないと思う。
ただ、相関分析・回帰分析・因子分析は知っていないと、時間の無駄になってしまうかもしれない。 -
0円購入2003-00-00
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共分散構造分析がどのようなものかを理解したい方におすすめ。かなり粗削りな説明だが即戦力にはなる。ただし、具体的な動かし方が書いてあるわけではないので、実用には参考書が統計ソフトに合わせてもう一冊必要(巻末のプログラムは古くて役に立たないらしい)筆者が統計学者ではなく心理屋さんであることもあり、例が卑近でわかりやすいが、一定程度の統計(回帰分析)の知識はやはりあった方がいいのではないかとは思う。
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共分散構造分析の入門書。
入門書なので深くは踏み込みませんが、具体例が多くどういう使い方をするのかを理解するのには向いていると思います。一通りをざっと理解したかったので丁度良い内容でした。
SAS Universityの登場により無料で使えるようになったSASのプログラムがついているのもありがたいです。 -
フィールドワークをしていると、兎角「にわとりが 先か、卵が先か」という原因と結果の食い合いに陥り がちなものです。 こういった事態を打開するのがデータ分布から俯瞰 するアプローチ。
投手の勝率とチームの戦績(/w タイガース)の分析 も面白い一冊。 -
統計の授業の副読本。統計についての本というよりも、因果推論について回帰分析や共分散構造分析を用い具体的な例を出して解説する本である。初歩的な統計学を一通り修めていないと何を言っているのかよくわからないので人を選ぶが、例が身近で実用的、理論をよく煮詰めているので発展的な統計学を学びたい方にはオススメ。
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統計学のおさらい。相関関係と因果関係。推定の方法。モデルの選考の仕方と評価等について分かり易い事例を基に説明をしており、参考になる。アンケートの作り方や評価の仕方まで詳しく勉強した後はまた有意義な本になると思う。
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この本で大枠は理解できるかと思いました。