食べられた男 (講談社文庫 あ 4-4)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061362482

感想・レビュー・書評

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  • 著者得意のブラックジョーク満載のショートショート。落語の考え落ちにも似ている。「マーメイド」は筒井康隆と共通する読みごたえがあった。表題作「食べられた男」のように、食べられながら肉体改造ができるなんて羨ましい。

  • ちょっとした時間に、すっと読める本ないかなぁ?と思ってた時に出会いましたっ!

    話の内容は、ちょっとゾッとするような……気味悪さがある話です。
    本当に一つ一つの話が短いからすぐにサッと読めちゃいます。

  • 阿刀田短編集。表題は嫁に身体の部位が食われてそこが凄くなって再生する男の話。

  • いやらしい意味じゃないヨ。

  • 香りが脳を呼び覚ます。

  • 奇妙と現実の同居。
    阿刀田氏の描くリアリティのあるフィクションがシニカルな笑いを与えてくれる。
    詳しい解説は、金田浩一呂氏に譲るとしよう。

  • 「白い誘惑」

    「水中花」

    「オフィスの幽霊」

    死刑囚の話。会社更生法の話。蒸発した意気地なしの夫。

     2003年6月30日再読

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  • 親友のS君が、とびきりの美女を射止めた。余りのねたましさに私は、これはよくないことの前兆ではないか、とすら考えた。そして1カ月、S君の言動に微妙な変化が起こりはじめた──。ブラック・ユーモアの名手が構築した恐怖と幻想のショートショート42編。

  • ショート・ショート。ブラックジョークとちょっぴり怖い要素が満載。全42話。

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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