ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061386105

感想・レビュー・書評

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  • おもろかったです

  • 強烈な書名に惹かれて。各球団の経営の独自性を公開されてる数字から推測するというありそうでなかった試み。IT系企業の楽天やDeNAが儲かる球団経営で脚光を浴びてきたことは逆に従来の球団にはブラックボックスがいっぱいあることを明らかにしているようです。21世紀と昭和が混在するのが日本のプロ野球。MLBのビジネスとしての進化を見聞すると我が国のNPBが心配になります。どっちかというと透明性の高いパ・リーグ、謎に包まれたセ・リーグという対比で考えると昨日終了した2017セパ交流戦が三年連続でパのチームの優勝もいうのはその結果なのでしょうか?でも、惜しい…この本もっともっと面白くなる可能性あるのに…財務諸表についての知識が弱い自分にはとても難しく感じたり、グラフのキャプションが間違ってストレス感じたり、なんか惜しい!硬い話で押し切るのかと思うと変な軽みと感じさせて急に章が終わるとか、なんかもったいない!これ、本で読むより智者の話を直接聞いた方が楽しいかな?と思ってしまいました。

  • 各球団ごとの分析にかなりページ数を割いていて、事細かな分析をしている点は面白い。
    もう少し横並び比較があればいいなと思ったのと、決算内容等の説明が文字であると読むのに疲れる印象。

  • 各球団の経営状況などわかって面白かったです。
    顧客満足度調査の結果など興味深いです。
    いろいろと見方が少し変わります。

  • <目次>
    第1章  球団経営の基礎知識
    第2章  パ・リーグの経営
    第3章  セ・リーグの経営
    第4章  プロ野球興業を支える裏方たち

    <内容>
    プロ野球を経営の視点からひも解いたもの。巨人と中日は資産や経営状況が一切外部に出ていない(特に中日は全く情報がないらしい)が、それ以外はJリーグに刺激されてか、だいぶ透明化がされたようである。タイトルのように、球団ごとの特徴が見て取れるし、特にパ・リーグはかなり経営努力をしているようである。全く状況の見えない2球団は、古い体質のまま(親会社の宣伝塔)のようで、ファンが置き去りにされている。今のままだとプロ野球もジリ貧だが、各自の趣味が多様化している中では、頑張っている方かな?と思った。最近こういう視点に興味があったので面白かった。

  • なかなか情報公開がない中なので、推測が多いという欠点があるものの、知らなかったことはすごく多かった。観戦のためにも役立つとも思う。裏が取れた事実、推測、個人の感想がきっちり切り分けられているのも良い。改めて客観的に見ると、カープは特殊な球団なのだなあ… ただし、誤植が散見され、星海社の体制に不安を覚える。よそが出さないような新書を出すので頑張って欲しいが

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著者プロフィール

 1962年神奈川県生まれ。横浜国立大学教育学部卒業。金融ジャーナリスト。
 ノンバンク、外資系銀行など複数の企業で融資、不良債権の回収、金融商品の販売などを経験。
 主要執筆分野は法律と会計だが、球団経営の視点からプロ野球の記事も執筆している。 近著に『ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人球団経営がわかればプロ野球がわかる』(星海社新書)など。

「2020年 『銀行業界大研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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