- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061472143
作品紹介・あらすじ
ひょうきんで、元気な少女和子は、ベーコンの焼けるにおいにさそわれて、クレヨン王国へ。和子が落としたツバキの花のために、王国の気象プログラムがくるい、雪女の末娘ミーシャがこのままでは溶けてしますという。和子は責任を感じて、王国の隊員としてミーシャをさがす旅に…。愛のとうとさと、美しい自然を守ることのたいせつさをユーモラスにえがいたメルヘンの世界。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
シリーズ中でも上位に入るほど好きな話。子どもの頃は、春の小川の色とりどりの美しさともうすぐ春が来るという高揚感に加え、登場するものすべてが可愛らしく大のお気に入りだった。落ちたヤブツバキの赤い花に虹の小びん、ホワホワのかくれ雲ホワリー、雪女の末娘ミーシャとハートのジャックの恋など心躍る可愛いトピックが満載だが、中でも極めつけはリットルドレスの町。子どもの頃憧れに憧れたが、今読んでもため息が出そうなほど可愛い。
そして春の小川と言えばうすく切ってカリカリに焼いたベーコン。数ある本メシの中でもインパクトは強烈。ぜひベーコンを用意して読んでほしい一冊。 -
この話を読んでベーコンが好きになった。ベーコンの話、という記憶の仕方。子供の時以来の読み返し。
和子が木村先生にタメ口なのにびっくりしたけど、びっくりした自分の感性にもびっくりした。学生時代、相性の良い先生にはタメ口をきくこともあったし、それは親愛の表現だったな。この二人のようにとまではもちろんいかないのだけれど。木村先生が和子の態度を気にしないのは、人間同士の付き合いだからで、この二人の関係はとてもいいですよね。現代ではいろんな意味で難しいかな。
レストランで意地を張ってしまうところ、泣きそうになってしまうところが印象的。些細な目的に、譲れず我を張ってしまうところが、寺田先生と合わなかったのかな、と思うのは、自分が歳をとると寺田先生を悪者と決めつけられなくなったからだ。
でも和子は春の小川隊員としての誇りを胸に、これから成長していく存在で、その未来はとても輝かしいものに思える。 -
春の小川はさらさら。なんだからさらっと流れた物語でした。
状況を受け入れる力が強すぎる。 -
ユーモアたっぷりでたくさん笑えて、ちょっぴり泣けてハッピーエンド!しかも出てくる食べ物がおいしそう・・・ 人付き合いや何かにとらわれることの怖さも描いてあり、愛と冒険も。全部入りで楽しい作品。底抜けにおすすめです!
詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120712/1342073330 -
さっと焼いた薄切りベーコンを食べたい!
ベーコン以外にも
何かに感動した記憶があるので
特に読み返してみたい一冊
クレヨン王国は朗読の番組が好きだったな・・・ -
絶対ベーコンが食べたくなる。
春の日差しは 手のひらに落ちても…
春の日に毎年つぶやいてしまいます。 -
クレヨン王国といえばこのベーコンっていうくらい、ベーコンの印象が強い一冊。
春の日ざしは、いい詩や。