クレヨン王国 カメレオン別荘村 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
3.25
  • (3)
  • (6)
  • (34)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 127
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061484498

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★引き継がれるネタが多いので、この本の次は“クレヨン王国タンポポ平17橋“を読むべし。

    “月のたまご“のメンバーが続々と登場して嬉しい。
    最後の、アラエッサがストンストンの肩書きについて訴える場面はさすがアラエッサ、そうゆうところが好き。

    表紙はアラエッサとストンストンとタナムシ教授。
    最近やたらと珍しい植物を王宮に献上し続け、噴水横広場の一隅の手入れを許可されるも、なしくずし的に私有かだんのように独占。大学の春休みが始まってから連日のように通い、自分の勲章を増やそうというのが誰からもみえみえで目障り。
    追い出す口実にちょうど良いとばかりに、今回の旅に加えられる。(カメレオン別荘村企画委員長という肩書きに釣られて。アラエッサとストンストンはジャンケンで、ストンストンが大村長、アラエッサが村長。(本当は2人が揉めるだろうと思い、代村長、村長代理、という名前が異なる同じ役職を考えていた王妃と女史p42)最後の方で、アラエッサが村長、ストンストンが村長代理に任命された。ストンストンは大村長として、責任者として、救援隊を求めたり秘密であるべき行動を報道されたりと王妃や総理にも多大な迷惑をかけたため、降格させられた。ショックだったが受け入れたストンストン。しかし、アラエッサはストンストン以上に心がかげった。総理に食事を持っていく役として会い、この処分が不当であることを熱っぽく訴える。総理はそれを聞くに、書記のミスだ、大村長の任命証を交付して謝罪しよう、と頷き、ありがとうございます、と涙ぐむアラエッサ。p301)

    ナルマニマニ博士が初恋のグルーニカそっくりのロボット作りに残りの人生を捧げようとしており、その試作品・ハルボちゃんは行方不明になっていたがこの旅の御一行と遭遇する。他、キジのケンちゃんとナレンナーとヤットカじいさんも旅に加わる。
    また、雪女たちも登場。“王様のへんな足“でも登場したメンバーか?また異なるか?

  • なつかしい人たちがいっぱい出てくる。やっぱりアラエッサとストンストンが大好き。

  • クレヨン王国月のたまごシリーズの続編を読むための、予備知識として。久々のストンストンとアラエッサの活躍に、にんまり。

  • アラエッサとストンストンの旅は、やっぱりいいねえ。
    この軽口、機転のきいたやり取り。
    それでもって自分たちの欲求に素直に宝を求めたり。

    カメレオン総理も、お年を召されましたな……

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福永令三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×