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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061489356
作品紹介・あらすじ
Time flies like an arrow.(光陰矢の如し)電算機が訳すと「時間蝿は矢を好む」-。私たちはどうすれば誤訳の森をぬけ、正訳の泉にたどりつけるのか?挾み打翻訳法ほか著者多年のノウハウを披瀝しつつ、名訳の秘密、誤訳の原因を尋ねる楽しい一巻。
感想・レビュー・書評
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筆者は英米小説を主戦場とする翻訳家。本書に取り上げられている“名訳と誤訳”も、すべてが英和・和英の訳である。
本書は3+1章構成で、前半3章は筆者の専門である英和訳について、その心構え・名訳の森・誤訳の森、という章立てである。
心構えの部分は興味深く、名訳の森では読んでみたい訳書が増えたので、この部分だけでも読む価値はあると思う。
しかし誤訳の森、での誤訳・悪訳の指摘において、その訳者の人格批判のような内容のあった点は少々“引いた”。
当該の指摘が的を射ているだけにこの点は悔やまれる。
最後の+1章、であるが、この部分は、従来英米人によってなされることの多かった、和英訳についての筆者の意見を中心としている。
英語による俳句(訳・創作)についても触れられているが、個人的にはこれについて、もう少し踏み込んだ論考をするか、参考文献を示して欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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