マンガと「戦争」 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 132
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493841

作品紹介・あらすじ

手塚治虫、水木しげるから宮崎駿、エヴァンゲリオンへ-マンガは「戦争」をいかに描いてきたか。日本人の戦争観に迫る画期的マンガ論。

感想・レビュー・書評

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  • 夏目房之介さんの漫画関係の本はどれも面白かったんで期待してたんだけど。
    手塚治虫からエヴァンゲリオンに至るまで、戦争を漫画家がどう捉えて来たか、その時代背景も一緒に分析している。

    のだが。

    なんか今ひとつ。ご本人もあとがきで書いてる通り、上手く行ってない気がする。

  • 1997年刊行。著者はマンガコラムニスト。マンガで戦争が描かれることが多い一方、手塚治虫ほか戦争体験世代が漫画界を牽引し、あるいは水木しげるのごとく従軍経験を有する者も存した。そして、そんな流れは、戦争のリアリズムを喪失した戦後世代の描き手へ、さらには「戦争」を悲劇の象徴・抽象・記号としてしか認識できない受け手へと変わっていった。その模様を、代表的な作品・著名な作家を踏まえつつ解説する。ただ、戦後史の素描というよりは、時代時代で生み出された作家・作品解説が主テーマのようにも。

  • 新書文庫

  • 戦後漫画誌に描かれた戦争は何かしらのコンプレックスの反映であるとする論、いまやスタンダードか。

  • <閲覧スタッフより>
    近代以降、様々な戦争を経験してきた日本。手塚治虫や水木しげるなど戦争経験者から大友克洋や宮崎駿といった戦後マンガ家まで、日本における戦争観を様々な作品から分析しています。

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    所在記号:新書||726.1||ナツ
    資料番号:10211648
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  • 戦後日本漫画の著名な作品、作家を中心に「戦争」がどのように作品中に取り上げられているかを論じている。身体性への着目など、面白い指摘は多いのだが、戦争という大テーマに斬り込むには、やや迫力不足という感がある。180ページの新書では無理もないのだが。

  • 1997年2月20日、初版、並、カバスレ、帯無し、オリジナルカバー版
    2014年6月24日伊勢BF

    ダブリ、新装版有り。

  • 戦後に、戦争をマンガでどう描いているかを手塚治虫から説明しているものである。戦争中のものについては他の文献を見る必要があると思われるが、マンガと戦争で論文を書くためには読んでおいたほうがいいかもしれない。

  • 戦争肯定や反戦を叫ぶ著書ではなく、漫画は如何に戦争を描いてきたかを考察。
    戦争といえば第二次世界大戦を指す場合があるが、ここでは限定されない。
    世界大戦はもとより、最終戦争や太古の神話の戦争にまで話は及ぶ。
    もちろん、総て漫画に関連する話だ。

    考察に挙げられる作品(一部抜粋)
    手塚治虫「幽霊男」「来るべき世界」
    ちばてつや「紫電改のタカ」
    水木しげる「決戦レイテ湾 第六部 壮絶!!特攻 (8)」
    小澤さとる「サブマリン707」
    白土三平「カムイ伝」
    さいとう・たかを「ゴルゴ13」
    永井豪「デビルマン」
    松本零士「宇宙戦艦ヤマト」
    大友克洋「AKIRA」「気分はもう戦争」
    宮崎駿「風の谷のナウシカ」
    かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」
    GAINAX/貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」
    梶原一騎 作品ほか、多くの作品が挙げられている。

    もちろん「はだしのゲン」など、挙げられていない重要な作品もある。
    筆者は作品を恣意的に選んで、直観の密度を上げる手法を選択。
    アニメの印象が強い作品も含まれているが、あくまでも漫画の方の表現を重視している。

    僕の世代的な関心と興味でいうと「デビルマン」と「AKIRA」。
    背景は正に戦争なのだが、夏目氏の着目点と解説に頓悟する。

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著者プロフィール

マンガ・コラムニスト、元学習院大学教授。1950年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒。72年、マンガ家デビュー。82〜91年、「週刊朝日」にマンガコラム「學問」を連載。96〜2009年、「NHK BSマンガ夜話」レギュラー。マンガ、イラスト、エッセイ、講演、テレビ出演など多ジャンルにわたる表現活動で活躍中。夏目漱石の孫。2008〜20年度まで学習
院大学文学部教授も務めた。著書に『手塚治虫はどこにいる』(ちくま文庫)、『マンガはなぜ面白いのか その表現と文法』(NHK ライブラリー)、『孫が読む漱石』(新潮文庫)などがある。1999年、マンガ批評への貢献により第3回手塚治虫文化賞特別賞受賞。

「2021年 『別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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