キリスト教英語の常識 (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493865

感想・レビュー・書評

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  • ・参考図書指定科目:「キリスト教文化Ⅰ・Ⅱ」

    <OPAC>
    https://opac.jp.net/Opac/NZ07RHV2FVFkRq0-73eaBwfieml/WSTAHTzx5mkL7kQgmN2mZYP4eBm/description.html

  • 10年ほど前に買って読むのを挫折した本。最近英語の勉強を再開したので読み通すことができた。

    英語、というか欧米の文化を理解するのにキリスト教の知識は不可欠と思う。この本では信仰が英語表現にどう現れるかということを通してそれを教えてくれる。著者がクリスチャンであるから、著者の考え方じたいもキリスト教に関するよい情報となっている。

    例示された英文がまださっと読んで理解する、というレベルにいたっていないので精進が必要だと痛感する。

    ちなみにTOEICでは宗教的な表現はほとんど出ないので、資格試験のテキストとしてはあまり有用ではない。

    映画や洋楽などの英語表現を理解するのには役立つと思う。

  •  「キリスト教」という言葉と「英語」という言葉が並んでいたので、興味を持って読んでみた。英語を学ぶ上でキリスト教の知識があった方が良いに違いないとは思っていたので、自然に読み進めることができた。実際に読んでみると英語の勉強と言うよりは、キリスト教の文化背景の勉強になってしまった感じがする。これ一冊を読めばキリスト教文化がわかるとは思ってはいなかったが、中途半端でなくもっとキリスト教文化を勉強した方が国際的な理解の助けになるに違いないということが認識できた。
     この本は以前読んだ、三浦綾子「旧約聖書入門」と同様に、実際の生活・事実と聖書の言葉が並んでいて非常に入りやすい本だった。日本人が不自然に感じる表現なども、キリスト教文化を理解できれば自然に触れることができるんだろうな、と感じた。英語の勉強に役立ったような気はほとんどしないが、このような本に触れることができてよかったと思う。彼女の前書「キリスト教文化の常識」も読んでみようと思う。

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著者プロフィール

1943年レバノン・ベイルート生まれ。外交官の語学教師やクウェート王室付きの教師などを歴任。1972年に来日し、日本人実業家と結婚。1983年、レバノン文化教育センターを設立、館長となる。1989年、神戸市の「国際文化交流賞」を受賞。また、大阪大学その他多数の大学で言語学と異文化理解などについて教鞭をとる。海外にたびたび渡航し、アメリカでは多くの青少年鑑別所を慰問する。現在では、エッセイストとしても活躍中。著書―『キリスト教文化の常識』『キリスト教英語の常識』『聖書名表現の常識』(以上、講談社現代新書)、『聖書でわかる英語表現』(岩波新書)、『聖書に学ぶ――いつのまにか人づきあいがうまくなる心の習慣』『聖書で読むアメリカ』(以上、PHP研究所)、『キリスト教で見るもうひとつのアメリカ』(日本経済新聞出版社)、『聖書の英語の物語』(NHK出版)、『ちょっとお節介ですが―愛する日本人へひと言』(時事通信社)、『父の心 娘への手紙』(サンパウロ出版)など多数。

「2012年 『英語で読む 罪と悪の聖書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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