はじめてのイタリア語 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493964

作品紹介・あらすじ

下手でも理解しようとしてくれるイタリア人──イタリアではことばがあまりできない外国人でも意思の疎通は比較的楽です。カタコトでもちょっとイタリア語を口に出すと「うまい」とほめられ、次にその人に会った時にまたイタリア語を口に出すと「すごい。上達したじゃないか」とおだてられます。(中略)そうして楽しくやりとりが進むうちにイタリア語を使う量も増えていきます。ですから上達も速いのです。──本書より


すっきりわかる文法解釈、実践的な日常会話、初心者も安心の発音指導。語源の話、イタリアの雑学も興味津々、楽しく読める入門書決定版!

下手でも理解しようとしてくれるイタリア人──イタリアではことばがあまりできない外国人でも意思の疎通は比較的楽です。カタコトでもちょっとイタリア語を口に出すと「うまい」とほめられ、次にその人に会った時にまたイタリア語を口に出すと「すごい。上達したじゃないか」とおだてられます。イタリア人自身おだてに非常に弱い面がありますが、その反面ほめるのがうまいと言いますか、おだて上手なのです。そうして楽しくやりとりが進むうちにイタリア語を使う量も増えていきます。ですから上達も速いのです。イタリア人はイタリア語を勉強する人の強い味方、イタリア語はしゃべりやすく、上達も速いことばなのです。私たちもイタリア人のおだてに積極的に乗って、イタリア語の達人を目指そうではありませんか。──本書より

感想・レビュー・書評

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  • イタリア語始める人に一番おすすめしたい
    読んでるだけでこんなに分かりやすいのないと思う
    テキストとかより何よりも先ずこの一冊を手にして欲しい

    品詞や文法の説明も分かりやすいし、ニュアンスとか方言や由来(語源)の話も乗っててイタリア語学ぶつもりなくても読んで面白いと思う

  • 読みやすかったです。
    本文は200ページ未満で、勉強というよりは、これからの勉強のためのフックとなる情報がまとめられています。
    新書のお手本のような作りです。

    発音や文法について解説されているのはもちろん大事ですが、基本的なものに絞りこんでくれています。
    例えば、イタリア語では1つの動詞につき、15種類の時制×6種類の人称=90通りの活用があるわけですが、本書で取り扱うのは直説法の現在、近過去、半過去のみ。

    代わりに、相手による言葉の使い分けの日伊比較だったり、単語の由来(英語をはじめとする他言語からの影響)だったり、普通の文法書だったらコラムになっているような内容が充実しています。

    紙とペンを用意して読めば勉強になるけど、別に用意しなくても勉強になる。
    こういうところが、すごくいいと思います。

  • 0098
    2019/03/09読了
    5.6年前にイタリア旅行してイタリア語も勉強したいな〜と思ったときに保存した本をやっと読んだ。
    イタリア語欲はもう無くなったけど…。
    フランス語もそうだったけど、男性名詞・女性名詞でつまづいたんだよな。
    イタリア語も方言みたいなものはあるけど、方言じゃないっていうのが気になる。

  • 105円購入2011-12-07

  • 文化背景や語源などの雑学込みでざっくりと文法の全体像を掴むことができたような気がする。トレーニング本というよりも、講義を受けている感じで飽きさせないところが良かった。

  • 三葛館新書 870||KO

    イタリア人は見知らぬ人でもよく話をし、イタリア語を少しでも話せばすぐにほめてくれるので、イタリア語を学ぶ私たちとっては心強い味方だそうです。本書では文法事項は比較的簡単に説明してありますが、イタリア語の概要や歴史、文法を絡めたちょっとしたお話などがたくさん紹介されています。イタリア語ってどんな言葉?イタリア語の文法ってどんなもの?と、興味を持たれた方にはぜひオススメしたい本です。文法書や解説書とは違って、肩肘張らずに楽しく読むことができます!
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=84934

  • 2015/10/17 読了

  • 分かりやすいイタリア語の入門書。新書ながら、発音・文法・会話表現が盛り込まれている。イタリア文化にも触れているので、読み物としてもおもしろい。ここからイタリア語に入るもよし。

  • イタリア語の雰囲気をつかむ本。基本的なところは押さえられているし、やや文法に重きを置いて記述になっていて堅さを感じるが読みやすい。発音から始まって、名詞の性・数と冠詞の変化、動詞の人称変化と再帰動詞、近過去形と半過去形の使い分け(と一応、遠過去形)、助動詞と疑問詞、イタリア語の方言と地域性、イタリア語における外来語という内容。気づいたところでは形容詞の比較級・最上級や、接続詞についてはほとんど触れられていない。また前置詞も弱いし、接続法についてほとんど何も書いていない。文法で拒否感を持つ人にはあまり勧められないが、文法的構造を含めてイタリア語を知りたい人には勧められる。

    著者いわく、イタリア語は話しやすい言葉だという。発音や文法は簡単だし、それ以上にイタリア人は外国人がイタリア語を話していると何とか理解しようとするからだという。これは日本人はもとより、フランス人やアメリカ人にも見られない傾向だという(p.16ff)。少なくとも発音や文法の単純さは納得できる。フランス語のような発音の難しさは少ない。文法については法と時制からすると多くのパターンがあるように見えるが、概念は単純だし何より存在するだけで使われないものが多い。フランス語やラテン語を学んでいればかなり学びやすい。

    なるほどと思ったのはイタリア語というものが、トスカーナ地方の言葉を基にした標準語の概念だということ(p.133-165)。発音についても辞書的なものは一応、イタリア中部トスカーナ地方のものが基になっている。つまり首都ローマの言葉ではないようだ。イタリア人は自分の出身地に対する自負心が強く、その地域性を容易に変えることがないそうで(p.161)、大阪弁の人が関東に来ても変わらないようなものか。しかし、イタリア語で言う「方言dialetto」とはイタリアの地方で話される<イタリア語でないもの>の意味だそうだ。イタリアの方言はイタリア語と見なされていない。この点は通常言われる方言とは異なる。つまり、イタリアにずっと住んでいてイタリア語を話せないイタリア人がいるということだ。するとそもそもイタリア人とは何なのか。考えさせられる話だ。

  • 現代新書で、フランス語、中国語、イタリア語、ドイツ語、英語などの基本が学べる。
    これって、すごいことだなあ、と思う。

    私も今までフランス語、中国語のこの新書の入門書は読んできた。
    その中でも、これは一番いいと思った。

    まず、私の中の「イタリア語の文法は難しい」という先入観を払拭してくれたこと。
    性と数により形が変わること、過去のさまざまな形が初級で一番山場になるということも、本書で初めてしったことだが・・・。
    これがとても分かりやすく整理されている。

    もちろん、だからといってすぐに覚えられる、使いこなすことができるとは思わないけれど。
    でも、次の一歩に踏み出して見たいと思わせてくれる本。

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