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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061494992
作品紹介・あらすじ
神を讃えるラッパ。声の魔力。戦場の太鼓。国歌の誕生。人心を癒し、時代を動かす力であった音楽を通して、歴史を読みなおす。
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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旧約聖書から第二次大戦後までを扱うので巻きでの進行はやむをえないが、そのわりにあまり親切なつくりではない。社会や技術の進歩・発展とともに楽器や記譜等のハード面がどのように進み、それらの奏でる音楽が社会(の主として支配者層)にどのように用いられてきたかを概観する内容なのだが、音楽の面でも歴史の面でも、門外漢は知らないだろうと思われる用語が、特段の説明なくぽんと放り出されていたりする。何やら大学の講義で使われる教科書のようだが、「お手軽な入門書」との印象が定着して久しい新書でこれではいけないだろう。
2000年の出版だが、もう10年古いと言われても驚かないほど叙述は生硬だ。けっしてダメな本とは言わないが、今となってはいい本とも言えないように思う。
2016/5/26~5/30読了 -
内容は極めてベタで、切り口も甘い。教科書としては質実な出来。しかし、新書ではせっかくの多様な図版が見えないのが惜しい。
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