悪の恋愛術 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495630

感想・レビュー・書評

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  • 「恋愛」について、納得させられる部分もあったが、疑問に思ったところもしばしば。
    具体例が多すぎるのと、作者自身の恋愛経験には正直引いた。

    ・より完璧な人間になりたいという望みを人は生まれながらにして持っている。
    自分一人の力で、それを成し遂げようとするのではなく、人はまた自分と
    同一視できる相手に、欠落した部分を補ってもらおうとするもの。

    ・友人に紹介されないカップルは、恋愛関係の終結が早いのも確かでしょう。
     付き合っている人が自分の友人と付き合うことで、話題も広がるし、
    付き合い自体の幅も広がる→二人を囲むサークルを豊かにする

    ・恋愛上手な人というのは、嫉妬を非常にうまく隠しているというか、見せない。

  • 人間は利己的であり、孤独な生き物。そんな人間によって人工的に創り上げられていく恋愛は、孤独な営みに過ぎない。
    <p>
    恋情を正当化する"いい人"をやめ、善意の心理を拒否し、すべてを意識的に行わなければ、相手と同様自分も恋愛を楽しむことが出来ない。"悪"になる、とはそういうこと。
    <p>
    http://d.hatena.ne.jp/bokuno-nou/20080125/1201264942

  • あんま悪くない。。

  • 評価が真っ二つに分かれるだろな。素直な愛を求める人は、イライラすると思う。
    恋愛は汚いんだからって趣旨。汚さから逃げるか受け入れるか。リアルな話ばっかで説得力ありまくり。

  • ある意味15禁。

  • 030607

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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