西アジアとインドの文明 (講談社学術文庫 954)

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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589544

作品紹介・あらすじ

西アジアとインドは、過去五千年以上にわたり幾多の戦乱を繰り返してきた。しかもこの地域は、メソポタミヤとインダスという世界最古の文明を二つまで含み、また、仏教やイスラム教などの世界宗教をはじめとする高い文化の花が開いた。本書は、中国やヨーロッパなどの歴史と関連づけながら偉大な文化圏の実像を総合的に捉える。多民族の錯綜する広大な地域に展開する波乱に満ちた民族興亡の歴史。

感想・レビュー・書評

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  • 西アジアとインドの文明といっても、今のトルコからインドまで含まれる。とてもひろく、俯瞰するだけでも一苦労だ。
    とりあえず、「民族(部族ないしエスニック集団という意味)」をきちんと整理しないと、見るのは難しい。インダス文明のモヘンジョダロはおそらくドラヴィダ人、その後ペルシア人が入ってきて・・・という具合に、民族の移動を念頭に置く必要が、古代にはある。

    あとなんといっても、いわゆる中世までは何もかもが欧州より上ではあった、ということに議論の余地はなかろう。ギリシアの優れた文化は中東で花開いた・・・ということだ。バグダットやカイロ、コルドバに集まったとされる。

    これも中東史を俯瞰する上では、非常にいい本であると思う。ただ、1991年刊なので情報が古いかもしれない。

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