生態史観と唯物史観 (講談社学術文庫 977)

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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589773

作品紹介・あらすじ

本書は、梅棹忠夫氏の「文明の生態史観」との対質を通路に、人類生態学的知見を勘案しつつ、唯物史観における歴史観を具体化しようと試みた「生態史観と唯物史観」及び、人類生態学の遷移において生産物交換の占める役割と意義を確定せんとした「人類生態学と生産物交換-覚書」の二つの論考からなる。マルクス主義の新地平を継承し、その独自の展開を図る著者は、人類史像の全面的描き換えを捉す。

感想・レビュー・書評

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  • 廣松渉というと、難しい漢字ばかりの本だという印象があります。
    廣松の本にしては、生態史観と唯物史観は、わかりやすい本です。
    専門である哲学だけの本ではないからかもしれません。
    歴史に対する見方、考察に関する見解が記載してあります。

    数学などにおける「もの」から「こと」への転換を、哲学の領域で達成した学者だけのことはあるという読み方はだめでしょうか。

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